課題
多くの製造業やBtoB企業では、事業戦略と現場実行の乖離が深刻です。
具体的には以下のような課題が見られます。
- 機能部門の年度計画の積み上げが「事業計画」になってしまい、戦略性がない
- 営業・開発・製造などの部門間の縦割りが強く、連携が機能していない
- 機能最適の発想に偏り、顧客視点・市場視点が欠落している
- トップダウン型の指示が中心で、現場が自律的に動かない
- 事業戦略が掲げられても、実行されずに形骸化してしまう
こうした状況では、競争力ある事業戦略を描いても成果につながらないという問題が生じます。
対象の業種 、部門、領域、職種
- 役員
- 経営企画部門
- 事業企画部門
- 営業企画部門
- 開発企画部門
- 生産企画部門
特に「事業戦略を実行に移したい」「部門横断の推進に課題を感じている」企業に適しています

JMACの部門横断・事業戦略推進コンサルティングの特徴
日本の製造業を中心に、事業戦略の実行を阻む「縦割りの壁」が数多く存在しています。
典型的な現象としては、
- 中期計画を作成したが、各部門への落とし込みができていない
- 営業は「値引き頼み」、開発は「顧客ニーズを把握できない」、製造は「リードタイムが長すぎる」
- エンゲージメント調査を実施しても、コーポレート部門に留まり、事業部門に波及しない
これらの背景には、
- 長年のトップダウン型経営
- 機能最適に陥った組織運営
- 市場視点・顧客視点が乏しい組織風土
- 部門縦割りを強化する人事制度・評価制度
- 単一部門の経験しかない管理職層
といった構造的要因があります。
JMACは「日本一現場に詳しいコンサルティングファーム」として、
- 事業戦略の実行力強化
- 部門横断の組織改革
- 風土変革・意識改革
を一体で支援します。

部門横断・事業戦略推進コンサルティングの進め方
1.現状分析・課題認識 |
- 役員層へのヒアリングによる戦略課題の整理
- 現場ヒアリングによる実態把握
- 戦略実行を阻む要因の特定と課題の明確化
|
2.改革方針の明確化 |
- 役員・部門の共通認識形成
- ありたい姿と事業戦略ロードマップの策定
- 部門横断での推進体制づくり
|
3.改革の実行 |
- 部門横断型テーマの設定(例:開発プロセス改革・営業と製造の連携強化など)
- 推進リーダーの選定と実行体制の構築
- プロジェクト推進を通じた意識改革と組織風土変革
|
機能横断・事業一貫戦略には、機能横断チーム組成と、責任と権限の移譲がポイント。

事例
業 界:工作機械業界
会社プロフィール:プライム上場工作機械メーカー
テーマ:主力事業における事業改革推進支援
背 景:
- 中国市場の影響で主力事業の売上が減少
- トップダウン型の指示が機能せず、現場が動かない
- 開発部門に投資対効果や顧客視点が乏しく、組織は縦割りで硬直化
取り組み内容:
- 開発プロセスの再構築と意識改革
- 事業企画部門の機能強化
- 経営の意思決定の仕組み化
- アフターサービスを起点とした事業モデル改革