特 徴
生産技術部門の役割とは、効率よく生産するために必要な物と人員を決定し、かつ必要な工具、設備、建物、そして方法やシステムを供給することにあります。したがって個々に対する技術力だけでなく、戦略的なアプローチが要求される機能と言えます。コンサルティングでは、グローバル生産での工場配置や内外製のデザイン、効率的な工法・設備開発や情報ネットワーク構築、新製品に向けた工程改善や製品レビューなど、商品開発やサプライチェーンとも緊密に連携する課題を各レイヤーからの視点を総合して最適解を見出します。
コンサルティング内容
- 生産拠点戦略:生産拠点の配置・役割機能設計、内外製編成の再設計、サプライチェーン設計
- 生産技術開発:技術開発テーマの設定、スマートファクトリー化の推進、部品・材料標準化推進
- 設備投資計画:中長期の設備投資計画作成、設備導入プロセスの標準化
- 新製品立上げ機能:工程・作業設計プロセス標準化、標準時間・原価設定、生産設計データ整備
- 生産情報システム構築:生産データの活用方法、ダッシュボード管理構築
- 生産技術人材育成:生産技術者マネジメント資格(CPE)取得

検討項目例(グローバル生産戦略の検討)
Ⅰ 現状認識整理
- 事業戦略の確認と生産システムの評価
- 最近の生産技術での取組みと環境動向
- コストダウン、自動化の余地
- グローバル生産体制、SCの課題認識
Ⅱ 新生産システムの概要
- コンセプトおよびステートメント
- 全体イメージとロードマップ
- 投資効果
Ⅲ 生産技術テーマ
- 自動化と製品アーキテクチャーの考え方
- 工程、設備の自動化、IoT化の推進
- 製品、部品の自動化対応設計の推進
- マザー工場機能について
- グローバルサプライチェーンの構造見直し
Ⅳ 推進シナリオ
- 取組フェーズとスケジュール
- 推進体制および共有認識化のしくみ
事 例
業 界:事務機器製造
会社プロフィール:業界大手。海外市場向けは現地生産
テーマ:全世界同コスト生産の推進
背 景:自動化および製品のモジュール化推進
取り組み内容
- 工場および内外製編成の見直し案作成
- 国内主力工場の生産技術開発拠点化推進
- IoT化のマスタープラン作成と推進