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梱包資材:D社

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企業概要

梱包資材メーカーのD社は、売上250億円・従業員数1,500人で国内13、海外5の製造拠点を有する企業です

活動の目的・ねらいと成果

 設備が主体の生産現場において、オペレーターへの設備メンテナンスのスキルの伝承がされずに、故障やチョコ停が増えている状況でした。そこで、オペレーターのスキル向上と、設備の生産性向上をねらいとして、設備管理を強化する活動を実践しました。
 この活動では自主保全の手法を使い、ステップ方式で活動を進めました。その内容は、オペレーターが実際に設備を分解し、微欠陥、不具合を見つけ、修復するステップから始まり、発生源や困難個所の対策をして使いやすい設備へと改造、さらに自らが点検基準書をつくる活動へとステップアップしていくものです。経営者も「オペレーターのスキルアップのためには、年単位の活動が必要であり、今この活動をしなければ将来の工場はない」と考え、その成長をじっくり見守っていました。オペレーターも徐々に設備に興味を持つようになり、異常の早期発見や簡単な補修ができるまでに成長し、さらに改善にも積極的に取り組むまでになりました。
 活動その結果、故障やチョコ停が減少し、生産性が向上するとともに不良低減にもつながっています。

関連コンサルティング・サービス

生産・ものづくり

生産現場の人、設備、材料、製造方法とマネジメントシステムを改善して生産性向上をはかります。生産現場は製品特性や製法により多種多様の特性を持つ複雑系です。そのため私たちは、現場でじっくり見て聞いて、フィットする特別な改善プログラムを作ることから仕事を始めます。少しだけ時間はかかりますが、そのことは現場力を高め、現場の一人ひとりが成長を感じられる魅力的な職場になることを知っているからです。

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