課題
膨大な技術情報が蓄積されているが、十分に活用できていない
研究成果や技術情報は蓄積されていても、社内検索や新規事業・新商品開発に「使える状態」になっているとは限りません。多くのR&D部門では、技術資産が次の3つの壁に阻まれ、十分に活用されていないケースが少なくありません。
- 部門・担当者ごとに保存され、必要な技術情報を探せない
- 専門外の人には理解が難しく、技術の特徴を十分に伝えられない
- 市場・顧客課題と結びつかず、事業化テーマに展開しにくい
生成AI利用に潜む罠
近年は、生成AIが普及し、技術情報をAI基盤で活用し事業開発につなげる動きが広がっています。
しかし、論文・特許等の技術情報は、専門用語や権利範囲を広げる曖昧表現、数式・図面などの非言語情報を多く含みます。そのため、生成AIに「そのまま」入力しても、文脈の誤認、重要情報の欠落、ハルシネーションが起こりやすく、安定した精度・再現性を得ることは容易ではありません。
技術資産を有効活用するためには、単に文書を保管するだけでなく、検索・比較・再利用しやすい形に構造化し、AIで活用しやすい状態へ整えることが重要です。
対象の業種
- 製造業全般(素材・化学、機械、電機・電子、半導体、食品、医薬・ヘルスケア など)
- 建設業
- 情報通信業 など
対象の部門、領域、職種
- 研究開発(R&D)部門
- 知財部門
- 技術企画部門
- 新規事業開発部門 など
JMACの生成AIを活用した技術の棚卸しコンサルティングの特徴
技術が実現する価値が見える体系化・表現
JMACの技術棚卸支援は、論文・特許・社内資料を単に要約するのではなく、技術の活用可能性が見える形に整理します。
機能・特性、性能などの20以上の実用的な項目に体系化し、複数技術の横串での比較を可能にします。
さらに、専門外の技術者や営業職、経営層も理解しやすい表現に変換するため、組織を超えたコミュニケーションも円滑になります。
生成AIを活用したスピーディな棚卸
独自開発の生成AIサービス「meadas+(ミーダス・プラス)」を活用し、論文・特許・社内資料からの情報抽出・整理をスピーディに実行します。AIによる効率的な棚卸しを起点とし、さらに研究者・技術者へのヒアリングを行い、内容確認を重ねて確からしさを高めます。
新規事業・新商品アイデア創出への展開
構築した技術棚卸データは社内検索に留まらず、新規事業・新商品アイデアの創出にも活用できます。技術を顧客課題や市場ニーズと結びつけ、新たな用途仮説や事業化テーマを創出します。JMACは、アイデアワークショップの設計・実施から、有望テーマの具体化、その後の事業開発の推進までを一貫して伴走支援します。
生成AIを活用した技術の棚卸しコンサルティングの進め方
| ステップ1:対象スコープの設定 |
- 技術棚卸の目的と対象範囲の明確化
- 対象とする部門や技術領域、文書・データの種類を確認
※ 文書・データが存在しない範囲についても、研究者・技術者へのヒアリングを通じて棚卸が可能
|
| ステップ2:技術棚卸の実施 |
- 論文、特許、研究報告書、技術報告書などの技術情報をもとに、生成AIを活用しながら、技術情報を検索・比較・再利用しやすい形に構造化
- 研究者・技術者へのヒアリングを行い、内容を確認
|
| ステップ3:技術評価の実施 |
- 棚卸した技術について、生成AIを活用した評価
- 研究者・技術者との討議を重ね、評価の見直し、技術ごとの位置づけを明確化
|
| ステップ4:技術プラットフォームの構築 |
- 要素技術を、一定の広がりを持つ技術領域として再編
- 技術が実現する「機能・性能」、技術がもたらす「顧客価値」、科学技術分類などの切り口から技術を束ね、検索・比較・再利用しやすい技術プラットフォームを設計。これにより、技術資産を新規事業・新商品アイデア創出に活用しやすい基盤へと整える
|
| ステップ5:アイディエーション |
- 整理した技術シーズを起点に、新規事業・新商品アイデアを創出
- AIが発想・評価した初期アイデアをもとに、ワークショップ等で多様な視点を加えながら磨き込み、事業化に向けて検討可能なテーマへと具体化
|
よくある質問(FQA)
- Q1. 本格的な支援を受ける前に、トライアルは可能ですか?
- A1. はい、無料トライアルをご用意しています。
特許・論文・社内技術資料の一部を用いて、貴社データに対する有効性や成果イメージを短期間で確認いただけます。トライアルでは、文献3件程度を対象に、技術棚卸やアイデア創出のアウトプットイメージを2週間〜1か月程度で検証します。本格導入前の判断材料としてご活用ください。
- Q2. 成果物(アウトプット)はどのような形で受け取れますか?
- A2. Microsoft Excel等で扱えるテーブル形式でご提供します。
技術棚卸表は、1レコード(1行)が1つの要素技術に対応し、技術名称、技術概要、顧客課題、機能・特徴、性能などを各列に整理した構成です。貴社の社内AIやRAG基盤に取り込み、継続的に活用いただけます。
- Q3. 機密性の高い情報を扱うため、セキュリティ面が心配です。
- A3. 機密性の高い情報を扱う前提で、セキュリティ面に配慮した環境をご用意しています。
本サービスでは、グループ会社である株式会社ジェーエムエーシステムズ(JMAS)がサービス基盤を提供しており、重要な技術情報を安心して扱える環境を実現しています。また、まずは公開情報である論文・特許から開始し、社内ルールや運用体制が整った段階で、研究報告書・技術報告書などの内部文書へ対象を広げる、段階的な進め方も可能です。
- Q4. どのような情報が棚卸の対象となりますか?
- A4. 公開情報(論文・特許)から、社内の非公開情報(研究・技術報告書)まで幅広く対応しています。
論文・特許に加え、社内の研究報告書・技術報告書など、形式の異なる技術文書を対象にできます。まずはお手元の資料についてご相談ください。
- Q5. 技術棚卸だけでなく、新規事業アイデアの創出まで支援できますか?
- A5. はい、技術棚卸から新規事業アイデアの創出・具体化まで一気通貫で支援できます。
棚卸した技術情報をもとに、新商品・新規事業テーマのアイデア創出、企画整理、仮説検証、事業開発の推進まで、JMACのコンサルタントが伴走支援します。