光学レンズ:B社

企業概要

B社は、グローバルに事業を展開する光学レンズメーカーです。

活動の目的・ねらいと成果

 B社は世界市場での事業の生き残りをかけ、圧倒的な価格競争力を持つべくコストダウン活動に取り組んでいました。しかし、B社自力でのコストダウンでは限界を感じ、JMACに協力を求めてきました。
 工場の状況を調査したところ、生産量のピークオフの差が大きく、繁忙時は年間平均の300%を超える生産量となっていました。そのため工場の人員数はピークに対応できるよう多めに設定されており、なかなか人件費が下がらないという状況でした。そこで、固定人員を減らし、生産量に応じてフレキシブルに人員を編制できる体制を目指しました。そのために2つの課題に取り組みました。
 1つ目は作業員の有期雇用化の比率を高めるとともに、作業員が短期的に作業を習得できる作業システムを構築すること、2つ目は物量の変動に応じて作業負荷を事前に予測できるようにすることでした。この2つの課題を解決する有効な手段として、MOSTという標準時間の設定手法を活用しました。MOSTの大きなメリットは、標準時間を設定するプロセスを通して、作業を標準化できることと、作業の改善個所がわかることです。設定した標準時間は公平性のある世界標準としての標準時間です。この標準時間は生産職場の達成率(実力)に応じた負荷見積に活用し、さらに見積った負荷に応じて人員計画を立てる仕組みを構築しました。これにより、それまで解決できなかった人件費を大きく削減することができました。