第5回 アルミ溶湯・成型工程での適用事例
SX/サステナビリティ経営推進

2022年7月に、中央大学にてSDGsカードゲーム「サスマネ®」を行いました。
サスマネ概要はこちら!>
創立から136年という長い歴史を持つ中央大学は、開校以来建学の精神を「實地應用ノ素ヲ養フ(ジッチオウヨウノ ソヲ ヤシナウ)」と定め、豊かな感性と人間力を備え、高度な専門性を有し国際社会に貢献できる人材の育成に努めてきました。多摩キャンパスは518,401㎡もの広大な敷地面積をもち、東京都内でありながらも都会の喧騒からはなれ、緑が多く、のびのびと穏やかに学べる環境です。
今回の講座は全3回、講義と演習を織り交ぜながら、SDGsと事業経営の関わりについて確実な知識を身につけることを目指しました。
最後に「YWT」法で振り返りを行いました。
(YWT法についてはこちら)
ゲームで得た学びを定着させるためには、振り返りまできちんと行うことが重要です。
学生たちからはこのような感想があがりました。(以下抜粋)
【Y:やったこと】
・社会情勢を予測しながら戦略をたてた。
・経営を行う上で、人件費がかかるとしても、初めに労働者を集めて活動量をアップした。
・最初は製品を作ることにお金をかけて、途中から環境・社会ポイントをあげることに気を使った。
【W:わかったこと】
・製品を作ってただ売るだけでは経営はうまくいかないと感じた。環境や社会のことを考えつつ利益を求めていくのがベストだが、実際に行うのは簡単ではない。
・目先の利益にとらわれてしまうと環境ポイントを下げてしまうなど、ある行動の裏に隠れているリスクについてもしっかり考える必要があると感じた。
【T:つぎにやること】
・企業が取り組むべき課題はたくさんあるが、個人でも取り組める活動はある。たとえばCO2排出量については、近い距離ならば車をつかわない、ごみはしっかり分別して燃やす量を減らすなど。
・SDGs17の取り組みにはさまざまな活動があることが分かったため、今後は視野を広げて意識して行動する。
中央大学 斎藤正武 教授
R&D組織革新・KI推進センター 兼 サステナビリティ経営推進センター
コンサルタント 齋藤優
大学生は授業の中でSDGsに触れる機会も増えており、講義の面において深い理解を示していました。また企業経営に興味のある生徒も多数おり、企業の各機能についての認識も早いものでした。
一方で、SDGsや経営はその知識を実際の世界に投影し、アクションをとることで得られる学びが多くあります。今回の参加者の皆さんは企業研修の参加者と比べ、カード回しやメモ取りなどは役割分担を自然に行い、アクションの最適化のための議論に積極的に時間を割いていた様子が印象的でした。
SDGsへの理解と知識のアクション検討の機会となるサスマネを、今後より多くの学生に体験してもらえるよう、講師一同頑張って参ります。
JMACでは、SDGsに関するコンサルティングや研修のご支援を行っています。
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