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スマートフォンとビーコンを使って、フォークリフトの稼働状態を見える化

支援テーマ

工場内フォークリフト動態分析と台数適正化

取り組みの背景とねらい

マネジメントサイドは、コストダウンの視点からフォーク台数の削減を求めている。一方で現場サイドは作業効率の面から不足感を感じている。
広範囲をランダムに動いているフォークリフトが実際にどのように活用されているかは、把握する事が困難で議論が前に進まない。
そこで、電波発信機であるビーコンを工場中に60個設置し、乗務員にはスマートフォンを受信機代わりに作動させてもらう事で、稼働実態の可視化にチャレンジ。JMAC,JMAS両社共同でビーコン等IoTデバイスのセッティング及び、収集データの分析と考察をサポートした。

プロジェクトメンバー

工場長、資材管理部門長、フォークリフト担当者、JMAC、JMAS。
システム監修はJMAS

成果

ビーコンの受信圏内にスマートフォンが侵入するとその電波を受信する仕組みを活用して場内をランダムに走り回る15台のフォークリフトの、実際の稼働率、稼働時間のピークオフ、各フォークリフトの動線を定量的に可視化。
台数を適正化するための議論の活性化を促し、保有台数20%の削減をまずは実施した。

成功のポイント

例えば稼働率は、観測の結果全体で40%前後と言う結果であった。ここで大切な事は、この結果をもって半分で十分と言う結論を突き付ける事ではなく、なぜ結果としてそのような稼働率になっているのか、その要因を議論するきっかけとすることが大切である。
一日の中での仕事量の偏在や、指示の仕方により生じる非効率等、連携して解決すべき課題を議論することで改善の可能性を見出す。

※本事例は許諾を得て掲載しています

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