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【024見込み生産:生産計画】 改善目標の管理も仕事だということを忘れるべからず

  • 生産管理のべからず集

実行計画である「作業計画」は、改善を織り込んだ目標時間で立てるべきである。

ねらい:生産性
キーワード:目標時間、作業計画

年初に決めた予定時間で作業計画を組んではいけない

 改善努力や現在の成果と関係なく、年初に決めた予定時間で一律に作業計画することは、生産管理部門が、「予算を達成するには、期初から予定時間で作業すればいいんだ」と言い放っているようなものである。

目標を正しく、かつ全体目標量を反映した作業計画を

 初めから実現できない無理な数字を押し付けるような生産管理であってはならない。
 改善とその成果を確認しながら、これから挑戦する目標時間を設定し、その目標時間で次の作業計画を立てて、実現させることを考えるべきである。
 あまりにも高い目標は、従業員のやる気をそぐだけであり、頑張れば達成可能な挑戦目標の設定が重要なのである。
 改善実施計画書の成果と進捗で、目標時間を決定することが必要であり、年度計画を実現させるには、年度計画作成時に決めた「予定時間」を、年間を通した平均で達成する必要がある。
 しかし、年初から達成できる水準でなければならないので、作成には徐々に目標レベルを上げていくような工夫が必要である。

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