2026年のdX!日本製造業の「真の再生」を懸けて
生産・ものづくり・品質

お客さまの要求水準と自社の生産体制、生産管理体制の水準の違いが問題発生の根源となる。要求水準変化への対応のポイントを求める。
生産管理がまずいと、
──をもたらす。
これらの問題はすべて、生産体制・生産管理体制がお客様の要求に応えられないことから生じている。
お客さまの要求は一律ではない。時代とともに、生活の豊かさとともに変化する。経営戦略として、どの国のどの水準のお客さまを対象とするのかを決めて生産管理のあり方を考えるべきである。
物が溢れる時代の生産管理は、変化して止まないお客さまの要求に素早く応えるものでなければ役立たない。一人ひとりの異なる要求仕様に応じて素早く生産できるように、業務のサイクルを短サイクル化する必要がある。
業務サイクルの短縮化のためには、生産サイクルと計画サイクルを同時に短縮することが必要となる。まず、生産サイクルの短サイクル化のためには、段取替えのロスを極力ゼロにする工夫が必要である。小ロット・1個流し生産ができない理由は、段取替えに時間がかかり、試加工のロスがたくさん発生するからである。そのロス分の原価は完成品に負担させて回収することになるので、製品単位当たりのコストはそのロス分だけ高くなるのである。
次に計画サイクルを短縮するためには、管理運用組織も「機能別分業の各部門効率と都合優先」から、「お客様要求の一貫管理組織と運用」に変えることが大切である。
計画サイクルとは、お客様要求に基づいて計画し、管理・統制するサイクルのことである。お客さまの要求・注文が毎日来るなら、計画もそれに合わせて毎日計画し、指示し、進捗状況を管理・統制することである。
※本稿は書籍『生産管理のべからず89』(JMAC著)をWEB用に再編集したものです
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SX&パブリック事業本部
シニア・コンサルタント
生産、物流機能領域を中心に、サプライチェーンマネジメントの視点から、在庫適正化、生産管理システム導入、コストダウン等のコンサルティングを行う。また、製造業の人材育成にも積極的に取り組んでおり、自律的継続的改善ができる職場づくりなど、サステナブルなものづくりの在り方についての研究・実践を行っている。
共著に『物流改善ケーススタディ65——コストダウン、作業効率を徹底追求——』『続・物流改善ケーススタディ65——コストダウン、作業効率を徹底追求——』(いずれも日刊工業新聞社)、『図解 ビジネス実務辞典 生産管理』(JMAM)、『生産管理のべからず89』(JMAC)
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シンクロノス・イノベーションユニット
シニア・コンサルタント
生産管理およびSCMに関するコンサルティングを実施。クライアントの事業の特性を把握した上で、その会社に合ったサプライチェーンの目指す姿を描き、課題解決をしていく支援を行う。工場全体をリニューアルする新工場建設のプロジェクトや、農業分野領域でも活躍。
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dXコンサルティング事業本部
チーフ・コンサルタント
SCM改革、在庫適正化のテーマを得意としている。生産・物流現場における改善等、現場に根付いた活動を推進し、会社の収益改善と人材育成を両輪で進めて成果を出すことも注力してきた。生産管理システム構築時の課題整理から業務改革シナリオ策定、導入効果の高いシステム運用へ向けた支援も行っている。
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