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生産管理のべからず集

【004生産管理概論】 生産管理に関する諸問題

お客様の要求水準と自社の生産体制、生産管理体制の水準の違いが問題発生の根源となる。要求水準変化への対応のポイントを求める。

ねらい:経営目的の実現
キーワード:計画サイクル、生産サイクル

お客様の要求の変化に対応するには

 生産管理がまずいと、①顧客満足度が低い、②生産期間、受注期間が長い、③仕掛在庫が多い、④不良資産を蓄積させる、⑤資金繰りの悪化──をもたらす。
 これらの問題はすべて、生産体制・生産管理体制がお客様の要求に応えられないことから生じている。
 お客様の要求は一律ではない。時代とともに、生活の豊かさとともに変化する。経営戦略として、どの国のどの水準のお客様を対象とするのかを決めて生産管理のあり方を考えるべきである。物が溢れる時代の生産管理は、変化して止まないお客様の要求に素早く応えるものでなければ役立たない。一人ひとりの異なる要求仕様に応じて素早く生産できるように、業務のサイクルを短サイクル化する必要がある。


生産サイクルと計画サイクルの短縮を同時に行う

 業務サイクルの短縮化の為には、生産サイクルと計画サイクルを同時に短縮することが必要となる。まず、生産サイクルの短サイクル化のためには、段取替えのロスを極力ゼロにする工夫が必要である。小ロット・一個流し生産ができない理由は、段取替えに時間がかかり、試加工のロスがたくさん発生するからである。そのロス分の原価は完成品に負担させて回収することになるので、製品単位当たりのコストはそのロス分だけ高くなるのである。
 次に計画サイクルを短縮するためには、管理運用組織も「機能別分業の各部門効率と都合優先」から、「お客様要求の一貫管理組織と運用」に変えることが大切である。
 計画サイクルとは、お客様要求に基づいて計画し、管理・統制するサイクルのことである。お客様の要求・注文が毎日来るなら、計画もそれに合わせて毎日計画し、指示し、進捗状況を管理・統制することである。

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