【開催レポート】R&Dサミット2026 第2回①イノベーション投資意思決定分科会・②組織活性化分科会
R&D・技術戦略

R&Dサミット2026の第2回会合が、分科会A(イノベーション投資意思決定)、分科会B(組織活性化)ともに盛況のうちに終了いたしました。それぞれの活気あふれる当日の様子を合同レポートとしてお届けします。
第2回は2026年8月17日にJMAC 東京サテライトオフィス(Publica)にて開催されました。
新規事業やイノベーション投資における組織の心理的障壁や、それを乗り越えるための評価や予算権限の適正化について議論を行いました。イノベーションを推進するための仕組みづくりについて、各企業様が抱える悩みに深く共感し合いながらも、実践的な知見や考えが飛び交い、豊かな気づきのある会合となりました。
新規プロジェクトが既存事業側から直面する摩擦や、「現状維持バイアス」「愛着のジレンマ」といった6つの心理的障壁やそれを乗り越えるための対策について提言しました。また、書籍『イノベーションの理由』を引き合いに、不確実性に満ちた企てに対しては、関わる人それぞれの固有の理由を許容しながら仲間を増やしていく「資源動員」のプロセスが極めて重要である点をお話ししました。
提供話題を基に、自由な裁量権を持つ予算を獲得するためのアプローチや、意思決定者との壁打ちを通じた戦略的説得の重要性、Web会議等のタイパ追求だけでは得られない「余白、寄り道、偶発的な出会い」といった非効率性が持つイノベーションへの価値など、複合的な観点からの意見に対して活発な議論が行われました。

第2回は2026年8月6日に椿本チエイン京田辺工場にて開催されました。
第2回の組織活性化分科会は、「イノベーションテーマに期待する成果はなにか?」「イノベーションにむけ、人・情報・アイデアはどのように流れていくのか?」というコンセプトで開催されました。工場見学や各社のビジョン共有を皮切りに、課題や知見を共有しながら対話を深めていきました。
参加企業様の話題提供「コミュニケーションの活性化と良いテーマの作り方」
参加企業様からの話題提供を受け、研究・開発部門が直面している課題について議論を行いました。事業部と研究・開発部門を繋ぐ「触媒人材」の必要性、「いつか使える」を許容する出口戦略、技術伝承や知見集約のあり方など、複数のテーマを経由しながら進んだ議論は、参加者それぞれに新たな気づきを与えることになりました。
各参加者が「5年後にありたい研究部門の姿」を発表し、提示されたビジョンを出発点として議論を展開しました。本分科会は、雑多で刺激的な対話からイノベーションの種を探る実践の場です。失敗事例蓄積の重要性、既存と異なるテーマの保護・育成、テーマの「冬眠」、自由な検討を促す余白時間の確保、他社を巻き込むプロセスなど、様々なテーマが議題にのぼりました。一つに収束させない対話自体が、変革を生み出す原動力になると実感できる有意義な場となりました。

2つのサミットにおける検討内容は、11月11日に開催する「第29回R&Dイノベーションフォーラム」にて発表予定です。
本フォーラムは、企業の技術・研究開発の変革をリードする皆様に向けた、年に一度の情報交流と対話の場です。
今回は、「イノベーションの生産性」をテーマに掲げ、東京都の神田明神ホールにて開催いたします。
R&Dの活性化と成果創出に向けて、日々取り組む皆様にとって気づきある有意義な場となっております。
ぜひ、ご参加をご検討ください。

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