研究開発リーダーが集うR&Dマネジメントの祭典
「R&Dイノベーションフォーラムは、企業の技術・研究開発の変革をリードする皆様に向けた、年に一度の情報交流と対話の場です。
第29回となる今回は、「イノベーションの生産性」をテーマに掲げます。
昨年のフォーラムで、私たちは「正解探し」を手放す必要性を議論しました。
しかしそれから1年が経ち、AIの飛躍的進化やビジネスの加速により、R&D現場へのプレッシャーは高まるばかりです。
その中で直面するR&Dにおける悩ましい概念が、「生産性」という、一見疑いようのない絶対正義です。
- AIやツールの進化により「開発スピード」は上がったとしても、小粒で自社らしさが見えないテーマばかりが量産されていないか?
- KPI管理やROIの精緻化を追求するあまり、「説明しやすい確実な成果」に飛びついていないか?
- 「タイパ」「コスパ」を重んじる結果、中長期的なチャレンジや、一見ムダに見える知の探索が軽視されていないか?
ロスやムダを排除し、確実かつ試算可能な結果を目指す「従来の生産性」。
失敗と不確実性を前提に、誰にも描けない未来を切り拓く「イノベーション」。
今年のR&Dイノベーションフォーラムでは、この「生産性の呪縛」を正面から取り上げます。
「イノベーションにおける真の生産性」とは一体何なのか。
私たちはイノベーションに向けて、R&Dをどうマネジメントし、リードすべきなのか。
昨年同様、「正解」を探すのではなく、私たちの「納得解」を創り出す場にしていきましょう。
イベント概要
| 開催日時 |
11月11日(水) 13:00-17:00/交流会17:30-19:30(予定)
|
|---|---|
| 会場 |
神田明神ホール |
| 参加料 | 22,000円(税込)/人 (交流会込み) |
| 定員 | 70名 |
| 主催 | 株式会社日本能率協会コンサルティング |
2025年(第28回)の開催風景

講演(JMACチーフ・コンサルタント 大﨑 真奈美)

分科会の様子

議論をJMACコンサルタントがサポート
※お申し込み締切:2026年11月6日
※恐れ入りますが、個人・同業の方のお申込みはご遠慮いただいております。
プログラム
※各プログラムの詳細はページ下部をご覧ください
|
13:00
|
開会挨拶
|
|---|---|
|
13:15
|
基調講演
『はやぶさ2 世界初を実現したマネジメントとチームづくり』 JAXA宇宙科学研究所 副所長・教授・元はやぶさ2プロジェクトマネージャ 津田雄一 氏 |
|
15:00
|
R&Dサミット検討内容発表
①イノベーション投資意思決定(PPM)分科会
②組織活性化分科会 |
|
16:00
|
|
|
17:30
|
閉会挨拶
|
|
17:45-19:45
|
交流会
|
基調講演
はやぶさ2 世界初を実現したマネジメントとチームづくり
JAXA宇宙科学研究所 副所長・教授・元はやぶさ2プロジェクトマネージャ
津田雄一 氏
専門は太陽系探査,宇宙航行力学.2003年,JAXA宇宙科学研究所に着任.2008-2009年,ミシガン大学およびコロラド大学ボルダー校客員研究員.
いまや世界中で作られている10cmサイズの超小型衛星「キューブサット」を世界で初めて実現,はやぶさなどを打ち上げた「M-Vロケット」の開発,小惑星探査機「はやぶさ」の運用などに従事.またソーラーセイル宇宙船「イカロス」のサブチームリーダーとして,世界初のソーラーセイル技術の実現へと導いた.小惑星探査機「はやぶさ2」ミッションではプロジェクトマネージャとして小惑星のサンプル採取と地球帰還を成功させた.
近著に「はやぶさ2 最強ミッションの真実」(NHK出版),「はやぶさ2の宇宙大航海記」(宝島社),「はやぶさ2のプロジェクトマネジャーはなぜ「無駄」を大切にしたのか?」(朝日新聞出版)
講演内容
はやぶさ2は、2020年に小惑星「リュウグウ」の砂を持ち帰るという壮大なプロジェクトを成功させました。その裏にあったのは、数百人規模のチームを率いた津田氏のリーダーシップです。
絶対に失敗が許されない中で、多くの不確実性を乗り越えるべく、目先の効率性にとらわれないチームマネジメントを実践されてこられました。
本講演では、限られたリソースと期間で想定外を突破した様々な取り組みをお話しいただきます。領域や規模を問わず、不確実性に立ち向かうすべてのR&Dリーダーへ、これからの組織マネジメントの示唆を提示します。
グループ討議
R&Dサミットは、R&D現場で変革に取り組まれている皆様と共にテーマに沿って議論し、R&D変革における知恵の創出をねらいとしています。
今年度は2つのテーマで分科会を設定しています。
-
(A) イノベーション投資意思決定(PPM)分科会

イノベーションの実現を通じた企業の持続的成長のためには、ポートフォリオマネジメント(PPM)において「問題児」へ戦略的に投資を進めることが重要です。
しかしながら、社内説明の難しさなどから「問題児」への投資が進まず、「金のなる木」への投資が優先されてしまうことも多いのが実態です。
そのような背景をふまえ、本分科会ではイノベーション(ポートフォリオマネジメント)投資の意志決定を行うための現実解は何か?どうすれば「問題児」への投資ができるのかを考えます。
-
(B)組織活性化分科会

本分科会では、過去2回のサミットで議論してきた「遊びの場を組織的につくる」「個を尊重しながらも、互いに共鳴・共創しあう組織風土」の内容を発展させて議論を進めていきます。
これらの取り組みがあっても、イノベーティブなテーマが生まれない原因は何なのか?
「小粒」ではないテーマが生み出されるためには、個性を認めて助け合いをしたうえで、更にどのような組織風土が必要なのか?
これらの課題を乗り越えるためにどのようなマネジメントをしていくべきかを考えます。