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デマンドチェーンマネジメント(Demand Chain Management:DCM)

 デマンドチェーンとは、一般消費者のいる流通の川下側から、メーカーが位置する川上側にさかのぼる情報の流れであり、一般消費者の特性を認識し、店舗(無店舗販売の場合は、顧客接点)における販売数量の決定及び効果的な需要の喚起・創造を行う諸活動を指し、バリューチェーン全体を対象として設計すること、である。
 具体的には、「デマンドプランニング」【何が(What)、いつ(When)、どこで(Where)、どのくらい(How much)売れるのかを事前計画すること】、「デマンドコーディーネート」【デマンドプランニングからの乖離の把握により、早期に各種是正のための対応を行うこと】というコアプロセスを通じて、以下の4つの諸活動を設計する。
①消費者の「プロファイリング(特性)」の洞察による「消費者購買行動の類型化」
②「消費者購買行動の類型化」からの「基本品揃えカテゴリー」の設計
③「基本品揃えカテゴリー」を展開する「店舗特性(業態、立地等)」との関係を結びつける「モザイクMD」の設計
④消費者→小売→卸/代理店→メーカー→部品サプライヤー(メーカー)といったバリューチェーン各プレーヤー間
協働促進による「需要予測精度」の向上
 SCM(Supply Chain Management)が原材料調達〜生産〜物流〜販売までの最適化による「効率性」の向上を主眼としているのに対して、DCMはPOSデータや消費者行動を起点として商品開発〜商品構成設計〜MD計画〜販売促進による「有効性」の向上を重点としており、DCMとSCMは一体不可分の関係にある。

(文責:小河原 光司 チーフ・コンサルタント)