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BCP(Business Continuity Plan)

事業継続計画(Business Continuity Plan)のこと。

災害など,リスクが発生したときに重要業務が中断しないこと,また万一事業活動が中断した場合でも,目標復旧時間内に重要な機能を再開させ,業務中断に伴うリスクを最低限にするために,平時から事業継続について戦略的に準備しておく計画と定義されている。

2006年4月の中央防災会議で、2015年度までの10年間に大企業の全てと中小企業の半数以上の設定を目標としたが、計画達成は遅れている。 内閣府や中小企業庁の作成したひな形も存在しており、それを参考にしながら自社で策定していくことも可能である。当初は地震対応で定めた企業が多かったが、その後感染症対応のBCP、水害対応のBCPと拡大させてきている企業も多い。

具体的な内容としては、何らかの事象が発生した際の被害の状況を想定し、その被害の軽減策・予防策を検討すること、復旧に向けて何をしたら良いのかを明確にすること、継続させる仕組みを考えて設定することである。 過去に発生していないような規模の災害が発生したり、数十年起こっていなかったような事象が起きる現代においては、形通りに作るだけではなく、他地区で発生したような災害や企業危機の事象が当社で起こったと仮定した場合に、当社は対応が出来るだろうか?と訓練のタイミングなどを活用して、再確認をして、実際に使えるようにチューンナップしていくことが重要となる。 BCPは作っておしまいでなく、まずは作って、ときどき振り返り、徐々に発展をさせていくものである。

(文責:JMACコンサルタント 大谷 羊平)