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有楽製菓株式会社
用語集
経営者の方からよく耳にするのは、トップの思いが現場に伝わらない、改善活動は活発だが経営成果に結び付かない、各部門の活動が部門内での活動に終始しており部門間の連携がうまく行かない、改善活動そのものが見えにくい等々で、企業活動を行う上で様々な問題点が提起される。経営目標のブレークダウンは行われているが、数値の展開が主であって、施策との連動となると甚だあやしいものとなっており、結果として年度末に目標未達に陥り、終始言い訳が始まってしまう。トップも経営目標が体系的に展開されていないため、言い訳を聞かざるを得ない状況となっている。このような場合、多くの企業で、改善に関する個別目標の設定が主となっており、全社あるいは工場全体の総合生産性を算出する仕組みが非常に脆弱な状態になっている。
TPマネジメントは、このような事態に陥らないために、トップの思いを具体化し、業績目標(売上高や利益額、QCDなど数値目標)の視点から、総合的な生産性指標を設定し、その目標をチームや個人レベルにまでブレークダウンし、各個別目標を達成するための施策を明確にすることで、確実に成果を出そうとする思想である。TPとは、トータル プロダクティビティーの頭文字をとったもので、まさに総合生産性を意味する。
多くの企業でTPマネジメントを導入・推進し、総合生産性を飛躍的に高めた結果として、1985年に第1回TP賞が授与され、その後約100社の上る企業がTP賞を受賞している。近年さらに本マネジメントの研究を進め、ものづくり革新を売上げ増大につなげるというマネジメントシステムにまで、TPマネジメントを発展させている。
(文責:JMACコンサルタント 石山真実)
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