現場の「モヤモヤ」を「意欲」に変える! 新たなCXの創出

こくみん共済 coop
用語集
ベネフィットとは、自社の商品・サービスを活用することで、顧客ができるようになること、顧客にとっての価値を表す。それを伝えることがベネフィットトークである。
商品・サービスの概要やスペック、機能をプレゼンテーションする営業・販売担当者が多いが、これでは、提案力は弱く、受注・成約・販売に至らないケースが多い。提案力を高め、目標とする売上を達成したいならば、その商品・サービスを活用することで、顧客は何ができるようになるのか、をプレゼンテーションする必要がある。
ベネフィットは、主語は「お客様は」で語り、以下の構文で表すことができる。
「この商品・サービスは○○(機能や特徴)なので、お客様は○○することができます」
「当社は」または「この商品・サービスは」が主語となって語られることは、ベネフィットではなく、その商品の概要やスペック、機能である。その商品の概要やスペック、機能をいくらプレゼンテーションしても、目標とする受注・成約・販売を達成するのは難しい。なぜなら、商品の概要やスペック、機能を知るだけでは、自分にとっての価値がピンとこない顧客が多いからである。
その顧客のベネフィットを語るためには、その顧客がその商品・サービスをつかって、何をしようとしているのか、何を解決しようとしているのか、正確に理解している必要がある。「この商品・サービスのベネフィットはこうだ」と決め打ちするのではなく、顧客がおかれている状況を洞察し、その商品・サービスが解決できることを明示することが求められる。つまり、顧客によってベネフィットトークを使い分けることがポイントとなる。
JMACでは、ベネフィットトーク力を伸ばすための研修プログラムを用意している。
経営コンサルティング事業本部
シニア・コンサルタント
1996年 JMAC入社。CS・マーケティング領域におけるコンサルティング活動に従事。主にCS経営推進、CRM、サービス競争力強化、サービス生産性向上、オペレーション・業務改善、顧客接点人材育成といったテーマで企業の変革を支援している。長年にわたるサービス業のコンサルティング経験を活かし、近年は製造業のサービス化について注力している。共著に『仮説検証型マーケティング(リックテレコム)』『サービス産業におけるサービス品質向上(日本科学技術連盟)』『お客様対応業務における品質管理(日本能率協会マネジメントセンター)』など。
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