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研究開発を変える イノベーションによる成長戦略の実現

著書
日本能率協会コンサルティング
木村壽男
出版社
同友館
A5判 276ページ
本体2,970円(税込)

本書の内容

日本企業の財務体質はおおむね良好であるが、長期的にわたって低成長が続いている。特に科学技術面での世界的地位の低下が危惧され、日本の世界における論文数シェアは低下傾向にある。また個別企業に目を移しても、米国企業の「GAFA」や中国の華為技術(ファーウェイ)などが研究開発予算を大幅に増やすなか、日本企業では研究開発の『生産性』を重視し、研究開発予算が増えていない現状がある。そうした現状において、日本企業の研究開発部門の取り巻く環境や課題、そして問題解決法を示したもの。

目次

第1章 研究開発は変わる必要があるのか

  1. 研究開発をみる4つの視点
  2. 研究開発は信頼されているか
  3. 研究開発のあり方を変える
  4. 研究開発が目指すもの

第2章 研究開発を診断する

  1. 研究開発の「生産性」を診断する
  2. 研究開発の「活力」を診断する
  3. 研究開発の革新方向を定める

第Ⅰ部 研究開発戦略を変える

第3章 成長戦略を構想する

  1. 今、求められる成長戦略とは
  2. 成長戦略をつくる


第4章 研究開発戦略を具体化する

  1. 研究開発戦略のあり方と策定ポイント
  2. 研究開発戦略を具体化していく

第Ⅱ部 イノベーションを組織的に実践する

第5章 組織的な新製品・新事業テーマの創造

  1. イノベーションによる企業成長が求められている
  2. 組織的なテーマ創造とは
  3. 組織的なテーマ創造を進める

第6章 R&Dマーケティングの実践

1 R&Dマーケティングとは
2 R&Dマーケティングに求めるもの
3 R&Dマーケティングの組織的展開

第7章 オープンイノベーションの本格展開

  1. なぜ、今、オープンイノベーションなのか
  2. オープンイノベーションの進展と本格化
  3. オープンイノベーションの類型
  4. オープンイノベーションの得失と基本課題
  5. 産学連携の効果的な活用

第Ⅲ部 イノベーションを生み出す組織基盤づくり

第8章 全社技術戦略の中枢機能となる

  1. 技術戦略を取り巻く環境
  2. 今、求められる技術戦略のコンセプト
  3. 技術戦略の検討プロセス

第9章 R&Dテーマのマネジメントを充実させる

  1. R&Dテーマ評価システムの再構築
  2. R&Dテーマ推進マネジメントの高度化による成功確率の向上
  3. 知財マネジメントによる事業化成功確率の向上

第10章 研究人材マネジメントの革新

  1. 研究人材マネジメントの難しさ
  2. 研究人材マネジメント革新のポイント
  3. 事業創造リーダーの具体的育成方法
  4. 研究人材全体の体系的なR&Dマネジメント能力強化

第11章 革新的組織風土づくり

  1. イノベーションには革新的組織風土が不可欠
  2. 革新的な組織風土づくりの阻害要因
  3. 革新的組織風土づくりの7つの成功要因

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