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新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。

2023年の年頭にあたり 謹んで新年のごあいさつを申しあげます。

サステナブルな企業・社会を目指して

混沌というコーナーを駆け抜ける

新型コロナウイルス感染の猛威に続いてウクライナ戦争が勃発し、さまざまな価値観が変容し、世界は混沌の度合いを深めています。当然のことながら企業環境は大きく変わっていきます。市場や競合だけを考える時代は終焉し、地球環境やダイバーシティ、ワークライフバランスなどの社会的な課題の解決に向けた取り組み、グローバルサプライチェーンの中の取引先や調達先との相互の影響やリスクなど、国家間や地政を含めて、より広い範囲を意識する時代に変わっています。経済性の追求と社会課題の解決を両立しながら、ステークホルダーと共存して、持続的な経営を行う必要があります。

環境に適合していくのがサステナビリティ経営

サステナブルであるということは現状を単に長く維持するだけでなく、維持するために中身を常に変化させながら環境に適合していく能力が問われます。
環境に適合するには、ビジョンや行動原理(プリンシプル)による方向づけ、外部環境を感度よくモニタリングして統制するガバナンス、組織の自律性を高めるコミュニケーションやオペレーションのデジタルなネットワーク、会社の存在意義に共感して誇りを持って事業に参画する社員の存在、など考えるべき重要な要素はたくさんあります。

そうした経営要素を再構成・再配置する、すなわち経営のトランスフォーメーションをどう進めるのかが問われているということです。トランスフォーメーションへの取り組みにより、各企業のサステナビリティ経営の特徴が生み出され、存在意義(パーパス)についても、具体的なかたちとして鮮明になってくると考えます。

経営のトランスフォーメーション実現に向けた3つの経営課題

1.経済性と社会性の両立

1つ目は、企業に要求される価値創造の変化です。言うまでもなく経済性と社会性の両立です。両者の価値が見えてこなければ、不十分と言われる時代になりました。私たちはそれを「一挙両立」と呼び、すべてのコンサルティングでその実現を求めていきます。

2.オープンで緊密なネットワークの構築

2つ目は、その両立のために必要となる、ステークホルダーとの関係性の変化です。いまや一企業の活動であっても、その影響は長いサプライチェーン上を通じて、想像を超えた広がりを見せています。経済性と社会性の両立を自前で達成することは難しく、今まで以上にオープンで緊密なネットワークをつくり上げる必要があります。それにはデジタルトランスフォーメーション(DX)などのテクノロジーと、それを活用できる人的資本が不可欠になっています。

3.多様な意見を事業に反映

3つ目は、多様な意見を受け止めて、事業に反映させることです。社会課題の解決は企業だけの問題ではなく、社会を構成する一人ひとりが課題に関心を持ち、さまざまな見解が生じてきます。事実、自社のサステナブル経営への評価が商品や取引の選択を左右するようになってきました。社員も自社が環境課題や社会課題にどう貢献できているかにより、会社への愛着心も変わってきますし、さらに採用活動にも影響すると思います。

JMAC:Move as one —現場から会社と社会を変えよう。—

私たち日本能率協会コンサルティングは、上記の課題に対して、「JMAC:Move as one 現場から会社と社会を変えよう」というコアメッセージを掲げて全力で取り組んでいます。下記の表にあるような新たな枠組みで、経営課題解決の支援を強化していきます。

      

株式会社日本能率協会コンサルティング
代表取締役社長 小澤勇夫

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