お問い合わせ

できたものから積むべからず

  • 物流のべからず集

 倉庫保管ではムダな空間をなるべく少なくして保管効率を上げます。トラックも同様である。重量積載率、容積積載率を高めて必要なトラック数を削減すべきである。

ねらい:積載率向上
キーワード:重量積載率、容積積載率

できたものから順にまとめて積みこんでしまうのは…

 できたものから積んでいくと「まだスペースに余裕があるのに、重量が制限いっぱいでもう載せられない」「重量は制限の半分なのに、スペースの余裕がないので載せられない」などはありませんか? 

重さ・大きさの異なる貨物を混載し、重量積載率、容積積載率の向上を!

 積載効率を高めるとトラック車両の数が減り、物流コストの削減が可能です。
 複数工場で別の製品を製造している場合に、それぞれの工場からの輸送よりも工場間を回って混載便として配送先へ運ぶことも可能です。こうすればトラック数の削減だけでなく、輸送距離も短くなるための、一層のコスト削減がねらえます。
 混載便としたり、配送ルートを再設計するとなれば、当日の出荷に合わせたピッキングでは間に合わないため、前日までにピッキングを完了する必要があります。ピッキングを行うためには受注情報を早く入手しななければなりません。そのためには営業担当者を巻き込み、当日受注のある顧客リストアップと交渉を実施したり、営業の業務担当者より前日夕刻に注文内容を電話で確認するなどの手段があります。それでも前日の残業が発生してしまう場合には、夜間作業として別途人員を補填する方法もあります。

bbekarazu_014_01.png

(文責:沼田千佳子 コンサルタント)

オピニオンから探す

研究開発現場マネジメントの羅針盤 〜忘れがちな正論を語ってみる〜

  • 第30回 心理的安全性は待つものではなく、自ら獲得するもの

イノベーション人材開発のススメ

  • 第6回 イノベーション人材が育つ組織的条件とは
  • TCFDに基づく情報開示推進のポイント
  • オンラインサービスは新たなCXをもたらしたのか? オンラインサービス体験から見えた、メリットデメリット
  • 一人一人の「能率」を最大化させる、振り返りのマネジメント「YWT」のすすめ
  • 第5回(最終回) 全社員をデジタル人材に!
  • 第5回(最終回) 全社員をデジタル人材に!
  • 【業務マニュアル作成の手引き・後編】マニュアルが活用されるための環境づくり
  • 品質保証の「本質」を考える ~顧客がもつ、企業に対しての「当たり前」~

オピニオン一覧

コラムトップ