実践 カスタマーハラスメント対応ケーススタディ

流行技術ありきではなく、ものづくり経営の根幹から出発する、スマートファクトリーのコンセプト設計から実装までを支援するためのフレームワークと検討ステップについてまとめた1冊 。
1992 年に日本でインターネットサービスが始まって以来、ネットワーク性能は劇的に向上しクラウド化も進展しました。今やこれら各種のデジタル技術は、多くの新しい価値を生み出しながら、産業や地域に構造的なレベルでの変革をもたらしつつあります。
一方、こうしたデジタル技術の進化のスピードは幾何級数的と言われるほど目覚ましく、新しいプラットフォームやサービスが生まれては、アップグレードを繰り返しながら進歩しています。
企業は、これらのデジタル技術あるいはサービスを適切に活用しつつ、従来のビジネスモデルを問い直し、組織や業務そのものを変革しながら新たな価値を生み出していくことが求められる時代になりました。
このような背景の中で、“ユーザー"にとっては、多様なプラットフォームやサービスに振り回されることなく、自社にとっての最適な選択を行い、そして使いこなすスタンス= Practical Initiativeが一層重要になってきたといえるでしょう。
また従前より、“考える現場力"が日本企業の強みだと言われています。その強みを活かし、経営者レベル、マネージャーレベル、そして社員一人ひとりの日常やそれぞれの立場で、現在と将来に何が課題となるのかを洞察できること、これがデジタルトランスフォーメーション(DX)を成功に導く大きな力となると考えます。
デジタル技術におそれることなく、Practical insight =実践でつかんだ知を重ねることで、不確実な未来を切り拓くことができるのです。
デジタル技術を適用した変革テーマは、ビジネスモデルなどの事業戦略レイヤーから現場の改善レベルまで、あらゆる場面に転がっています。
スマートファクトリー構築によって、何を実現したいのか、そのために何をして行くべきか。Practical Initiative とPracticalInsight をもって描いていくことの重要性を、本書を通じてお伝えしたいと考えます。
1.ものづくりに支えられて成長したわが国の経済活動とその変遷
2.日本製造業の課題と、解決のカギを握るデジタル技術
3.JMAC が考えるスマートファクトリー構築のポイント
1.デジタル化への取り組みレベルを定義する
2.JMAC が考えるDX 推進パターン
1.実態調査に見る各社の取り組み状況
2.デジタルを活用した現場課題解決の視点「IoT 7つ道具」
3.自社にフィットしたデジタルツールをどう選ぶか
1.スマートファクトリーの重要ポリシー
1.4つのプロセスイノベーション
2.スマートファクトリーイメージセルの詳細
1.TAKUETSU PLANT Design Method
2.生産システムの実力値
3.TAKUETSU PLANT の3+1
4.スマートファクトリー構築プロジェクトの進め方
TAKUETSU PLANT 導入・構築事例
1.DX 時代におけるデジタル人材の意義と重要性
2.デジタル人材の要件
3.デジタル人材の育成
4.人的リソースに制約のある中小企業のデジタル人材育成のあり方
1.ファクトリーオートメーションからスマートファクトリーへ
2.スマートファクトリーの将来像
東京大学名誉教授、早稲田大学大学院経営管理研究科教授 藤本隆宏
ManagementHint
日本を代表する企業の経営トップ・リーダーの方から、経営革新や価値創造の実例、経営のヒントとなる視点や考え方を伺いました。


