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【014生産管理の特徴】 計画は損益に直結することを忘れるべからず

コラム

2015.07.26

生産管理のべからず集

計画を立てることは製造原価、工場損益、資金繰りを決定すること。挑戦目標の設定と改革・改善実施計画の"計画・管理サイクル"を確立することが大切である。

計画がなければ、企業活動は始まらない

 会社では、年次、月次、週次などさまざまなタイミングで計画が立案されている。これは、計画がなければ、実際の活動を行った際に利益が出るのか、いつまでに何をどれだけ準備しなければならないか分からないからである。

 逆に言えば、計画を立てることが、製造原価や工場損益、資金繰りを決めることになる。

 計画の中心は、何をどれだけいくらで売るのかを決める販売計画と、そのためにどれだけの製品をいくらで生産するのかを決める生産計画である。

 生産管理では、生産計画を立案することが役割になるが、計画を立案するための元となる操業度の設定、目標歩留まりや目標時間の決定をするので、結果的にそれらが損益を決めることになる。

計画を立てたらすぐに損益が求められる仕組みづくりを

 製造原価や工場損益、資金繰りは、終わってから計算しても意味はない。計画を立てる時点で、製造原価がどうなるか、損益と資金繰りに問題がないかを明らかにすること、そしてそのギャップを埋めるための改革・改善実施計画を立て、推進するのに有効な目標値を明確にすることが必要である。

 そのためには、計画を立てたら、目標歩留まりと目標時間から、製品(目標)原価と製造原価を計算し、損益、資金繰りが素早く求められる仕組みを構築しておくことがポイントとなる。

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茂木 龍哉

SX&パブリック事業本部
シニア・コンサルタント

生産、物流機能領域を中心に、サプライチェーンマネジメントの視点から、在庫適正化、生産管理システム導入、コストダウン等のコンサルティングを行う。また、製造業の人材育成にも積極的に取り組んでおり、自律的継続的改善ができる職場づくりなど、サステナブルなものづくりの在り方についての研究・実践を行っている。

共著に『物流改善ケーススタディ65——コストダウン、作業効率を徹底追求——』『続・物流改善ケーススタディ65——コストダウン、作業効率を徹底追求——』(いずれも日刊工業新聞社)、『図解 ビジネス実務辞典 生産管理』(JMAM)、『生産管理のべからず89』(JMAC)

武田 啓史

シンクロノス・イノベーションユニット
シニア・コンサルタント

生産管理およびSCMに関するコンサルティングを実施。クライアントの事業の特性を把握した上で、その会社に合ったサプライチェーンの目指す姿を描き、課題解決をしていく支援を行う。工場全体をリニューアルする新工場建設のプロジェクトや、農業分野領域でも活躍。

沼田 千佳子

dXコンサルティング事業本部
チーフ・コンサルタント

SCM改革、在庫適正化のテーマを得意としている。生産・物流現場における改善等、現場に根付いた活動を推進し、会社の収益改善と人材育成を両輪で進めて成果を出すことも注力してきた。生産管理システム構築時の課題整理から業務改革シナリオ策定、導入効果の高いシステム運用へ向けた支援も行っている。

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