コンサルタントが見た「世界の品質」 『モノの値段とサービスの値段とは』
コラム
2012.06.30
事務所を移転した時、一部の家具を買い替えた。日本で言う"家具センター"のような所で購入したが、十分な高級感があり値段も安い。この安さも、アメリカならではの標準化と大量生産のたまものであろうと考えながら、配達の手続きを取り、事務所に戻ってきた。
家具は、部品ごとに綺麗に梱包され配達される。中には、組立図と簡単な工具が入っており、自分で組み立てるようになっている。組立作業を依頼することもできるが、専門の職人が来るため、そこそこの料金が掛かる。皆で組み立てることにしたが、これが結構難しい。
引き出しの嵌め合いなどはスムーズに開くようになるまで、熟練が必要なようだ。結局、二人がかりで丸一日掛け、やっとの思いで組み立て終えると、椅子が斜めになっていた。どうしても修正できず、結局専門の職人に依頼することになりそうだ。専門の職人に依頼すると決して安くは無いので、日本で購入する値段と大差がなくなる。組み立て料金をしっかり取るだけのことはあることを、身を持って学んだ。
というより、サービス料金を明確に峻別し請求するといった基本的考え方を学んだように思う。モノの値段とそれに付随するサービスの値段を明確に分けて考えていることが良く理解できる。
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