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成果を定着させるマネジメント力の強化

成果を定着させるマネジメント力の強化のイメージ
プロジェクト概要

生産能力の向上の成果をマネジメントしていく

プラチナ万年筆は1919年の創業以来、いつの時代も「こういうものがほしかった」というユーザーの想いに応え続けてきました。2011年に発売した「#3776センチュリー」は「2年間使わなくてもインクが乾かない」という画期的な機能が好評を博し大ヒット。しかし、その爆発的な売れ行きに生産が追いつかず、生産性向上への取組みをJMACとともにスタートさせ、半年で生産能力を2倍に向上させました。そして現在、さらなる高みを目指して、マネジメント力強化を支援しています。

JMAC刊『Business Insights』 Vol.63より

問題解決のストーリーをクライアントと共有する

本プロジェクトでとくに注力したことは、「問題の明確化」と「改善策の立案・実行支援」です。問題解決のためには、まず「問題(=現状と理想のギャップ)」を客観的かつ正確に把握しなければなりません。各種資料の読み込みや関係者へのヒアリング、生産現場の観察などによって現状の生産プロセスを理解し、その分析結果に対する理想の状態を描くために先輩コンサルタントと議論を重ねました。そして明確化した問題に対して、クライアントメンバーと一体となって実現性と実効性がある改善策を立案、およびその実行を支援したことにより問題を解決して、生産性の向上に貢献できました。

生産性の向上を通じ社会に貢献する

現在、主にメーカーの「労働生産性」「設備生産性」向上を目的とした問題解決を支援しています。近年は日本の社会課題として生産性の向上が注目されており、実際に各クライアントからも「製品の売れ行きが好調だから、生産性を向上できればもっと売れるのに……」「生産性が上がれば残業時間を削減できるのに……」など、さまざまな悩みを耳にしています。こうした悩みを抱えている多種多様なクライアントの問題解決を支援することで、社会に貢献しているという実感を得ながら、日々のコンサルティングに没頭しています。

クライアントのために考え抜き、学び続ける

「最先端を学び続ける姿勢」と「クライアントファーストの意識」が大事だと考えています。問題提起のためには最高の生産性を出すための理想の状態をつねに知っていることが必要ですし、また問題解決のためにはクライアントの立場に立って「何が原因で現状がこうなっているのか?」に共感・理解しながら、「どうしたら改善できるのか?」を考え抜く必要があるからです。このような姿勢や意識を先輩コンサルタントから学んだことが、実際にプロジェクトで成果を生み出し、クライアントからの「ありがとう」の一言につながります。そしてそれは、コンサルタントとして働くモチベーションとなっています。

プロジェクトに参画したコンサルタント

生産コンサルティング事業本部

2015年中途入社 チーフコンサルタント

首都大学東京大学院 都市環境科学研究科

分子応用化学域 博士前期課程修了

稲垣敦史