事務局 中部オフィス 大石 誠
企業競争力強化支援事業の取組みのご紹介
本事業は「顧客視点の製品開発が出来る人材の育成」を目的とし全4回の研修カリキュラムで構成されています。中部地域は長年、自動車産業が中核を担ってきており、頑強なサプライヤー構造のもとで発展してきました。その競争力の源泉は、提示された仕様書に対してQCDの視点より忠実に実行することであったと言えます。もちろん、この視点は今後も重要であることは言うまでもありませんが、医療・介護分野へ進出する場合は、顧客(例えば、医療現場では、医師やコ・メディカル、介護現場では介護ヘルパーや利用者)視点での製品開発が重要となります。現場における機器や製品の使われ方、そこでの課題、それを解決するためのソリューション提案ができる力です。本研修では、実際に参加企業各社が開発した製品・部品・試作品を対象に、顧客視点での仕様(仮想カタログ)を作成することを最終アウトプットとしています。
さらに、本事業の参加者で希望する企業については、本補助金事業の一つである展示会出展支援事業を活用し、今年11月に開催する展示会「HOSPEX JAPAN 2012」への出展への道も用意されています。作成した仮想カタログを製品とともに出展することで、マーケットからの反応をダイレクトに受け止める機会となり、販路開拓だけでなく新たな開発ニーズや医療・介護事業者との接点構築なども期待できます。
最後に本事業の参加企業と担当コンサルタントについてご紹介いたします。
まず、参加企業ですが11社となりました。地域は愛知・岐阜・三重と3県にまたがり、企業規模も大企業から中堅・中小まで多岐に渡りました。これらの企業は、すでに医療・介護領域への参入もしくは今後、本格的に参入していく各社となりました。
本事業に参加する企業は以下のとおりです。(五十音順)
株式会社タナック 株式会社東郷製作所 豊田合成株式会社 三重金属工業株式会社 守田光学工業株式会社
株式会社和田製作所
担当コンサルタントは、医療・介護業界でのコンサルティングの経験もある日本能率協会コンサルティング RD&E本部
チーフ・コンサルタント 山中 淳一以下、池田 直人、小田原 英輝の計3名のコンサルタントが支援いたします。
日本能率協会コンサルティング
チーフ・コンサルタント 山中 淳一
日本能率協会コンサルティング
コンサルタント 池田 直人
日本能率協会コンサルティング
コンサルタント 小田原 英輝