ビジネスインサイツ80号

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- FUJIMOTO HD
C ONSULT ING C A SE 4
連携して動けるようになった ﹂と自
カー部門との情報共有など他部署と
わが社らしい選択か ﹂という点を毎
事例や業界動向を踏まえて﹁それは
う ﹄と言われるようになり、スピー
から﹃
〝トライ・ファスト!〟でいこ
あって良かった点を聞くとプロジェ
ると、議論がよそゆきのアイデアで
ファシリテーションと論点整理があ
ると思考が止まりがち。栗栖さんの
供価値をアッ デート﹂が掲げられ
トルには、
﹁トライ・ファスト! 提
本さんは
カ月で制
分間の社内向け映像に仕上げた。
人の語りかけをコミカル、ポップに
で行く行動力で、事務局の創業家
作。まさにトライ・ファスト!を地
ありながら
た。企画、撮影、編集など未経験で
をわかりやすく伝える動画を制作し
中心となり、
﹁トライ・ファスト!﹂
あわせて長期ビジョンの全社への
浸 透 施 策 も 進 行 中 だ。 本 さ ん が
きたなと感じています ﹂
︵ 木下さん ︶
ド感ある挑戦ができる環境になって
回整理する。栗栖は、議論が拡がり
﹁たとえば、新規事業についての話
るようにうながした。
で、思考を拡散させず深く掘り下げ
すぎたときに戻る軸を提示すること
身の成果を語る。
拡がりすぎた議論は
その都度﹁ 軸 ﹂に戻す
の栗栖
支援を担当した
智宏は、製造業やサービス業など幅
きます。一方で、既存事業の話は、
クトメンバーは口を揃えて﹁ 議論が
終わらずより現実的、具体的になる
は興奮してどんどん話が膨らんでい
社以上の改革活
白熱したときの論点整理﹂
を挙げる。
んですよ ﹂
︵ 藤本さん ︶
広い業種で
実現性や現場との整合性などを考え
議 論 が 迷 走 し 始 め る と、栗 栖 は パ
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藤本さんには、検討会での深い議
論を通して次世代を担う経営者とし
。
﹁ カスタマーファースト ﹂
に ̶
﹂
﹁ 支
﹁ MAKE PIP GREAT AGAIN
ました。これまでの長期ビジョンも
どう生かしていくかを考えさせられ
というエネルギーをどう受け止め、
い生声を聞いて、会社を良くしたい
ようになろう、失敗を恐れずたくさ
てから行動までをテンポよくできる
﹁
〝トライ・ファスト!〟には、考え
透しつつある。
をうながすフレーズとして社内に浸
れたこの言葉は、シンプルかつ行動
﹁ 長期ビジョンの言葉をつくっただ
ロジェクトを評価している。
けじゃない。行動につながる仕掛け
した。
ての気づきもあった。
える未来、
動き出す今﹂﹁挑むピップ、
た。事業間の連携を高め、付加価値
﹁ 今、
私たちは何を話しているのか ﹂
﹁ 薄く広く、さまざまな部署を経験
チャレンジ﹂
﹁ 開拓宣言、開拓宣言
を設計できた ﹂と藤本さんはこのプ
﹁その論点は、長期ビジョンのどの
してきましたが、現場の言葉に深く
元年 ﹂など 案以上のなかから選ば
方向性は間違っていなかった。大事
ん挑戦しよう、試してみたことに対
経営と現場、本社とグループ会社、事業部門と管理部門
――企業には往々にして、目に見えない
「壁」が存在します。
長期ビジョンを掲げても、互いに異なる地図を持っていて
は足並みは揃いません。今回の議論で描いた『長期ビジョ
ン』は、まさに 自分たちが目指す目的地へと導く地図 と
なりました。同じ地図を携えたメンバーが各部門の伝道師
となりビジョンを広げていく。その営みが組織の壁を越え、
新たな動きを生み出しています。今回の一連の活動がフジ
モト HD のさらなる成長の原動力になると考えています。
てリアルタイムで構造的に見える化
1
を向上しながら収益性を高める 年
要素に関わるのか ﹂
、あるいは他社
触れたのはこのプロジェクトが初め
なのは、伝え方、浸透のさせ方なの
して検証するようにしよう、トライ
している人に頑張ってと言う人では
なく、手伝える人になろうという考
シニア・コンサルタント
動 を 支 援 し て き た。栗 栖 の 支 援 が
ワーポイントで論点を 枚に整理し
長期ビジョン策定プロジェクト参画メンバーの
ピップ海外事業部海外事業課・木下絵美さん
10
だと実感しました ﹂
︵ 藤本さん ︶
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えが込められています。実際、上司
※社名、役職名などは取材時
(2025 年 8 月)のものです。
Business Insights Vol.80
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て。最前線にいるメンバーの熱量高
長期ビジョン策定プロジェクト参画メンバーの
ピップ営業第一本部広域第三支店長・ 本俊和さん
﹁トライ・ファスト!﹂始動
長期ビジョン浸透へ
完成した﹁ 長期経営指針 ﹂のタイ
栗栖 智宏(くりす ともひろ)
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