ビジネスインサイツ79号

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- オカムラビジネススクールのカリキュラム
基本的な1日のカリキュラム構成
自学自習を促すレクチャー
役員OBの講話(昼食時間を活用)
※1年を通じて行動変容を促す
日々業務での実践
だったときの経営判断など、裏話も
間 で は、こ れ ま で の 歴 史 や 工 場 長
て 人ひとりが発表を行う。
を実務に落とし込み、経営層に向け
回は、経営視点で研修で学んだこと
にある。重視しているのは、﹁実践力﹂
の視点を持った人財 ﹂を育てること
は、単なる﹁ 管理職 ﹂ではなく﹁ 経営
こ の カ リ キ ュ ラ ム の な か で も、
部門横断の
プロジェクトも誕生
落とし込むかが受講者に問われる。
わらせず、現場や自身の行動にどう
と﹁ 自発性 ﹂
。単なる知識習得に終
含め経営のリアリティを肌で感じ、
先人の教訓を学ぶ。事前課題をもと
ならでは ﹂と中村さんが
評価する点がある。それは、その日
﹁
けでなく部門を超えた課題の発見、
の始まりと終わりに入れている﹁ア
に受講者間で討議を行い、自部門だ
どうやって解決につなげるかといっ
照︶
。 日のカリキュラムの最後に、
クションラーニング﹂だ︵ 左上図参
期 か ら の 新 企 画 と し て、受 講
た考えを深める。
実際、 期生として参加した執行
者間で共有。新たなアクション事項
コンサルティング事業部 事業部長
役員 オフィス環境事業本部 働き方
日の気づき、学びを言語化し受講
相互に高め合うトレーニング内容を
﹁ 視座が
の碇山友和さんは受講後、
PM
第 2 期生(または第1期生)の卒業発表テーマと
最近の実践内容の共有
1日の学びの共有・次回までの実践事項の設定
アクションラーニング
※ YWT:「やったこと・わかったこと・次やること」で振り返りを行うフレーム
ラーニングにつなげる。継続して自
回の研修の冒頭で行うアクション
務で研修での学びを実践に移し、次
事業のことしか考えていなかったよ
で考えていたため、自分の目の前の
﹁ 受講前は、事業部門ごとに縦割り
大きく変わった ﹂と振り返る。
頭を切り替えていく。われわれだけ
考えながら、その日の研修テーマに
日々の業務で実践できたかどうかを
い。研修の冒頭で前回を振り返り、
に頭を切り替えてと言われても難し
が、財務がテーマの研修だからすぐ
マーケティング業務を行っている人
間が経つと忘れてしまいます。
通常、
に会社の戦略や数字の背景をロジカ
になりました。事業部の部門長たち
業部の同期生たちと話ができるよう
部のなかだけではなく他部門、他事
になっているのは何か、自分の事業
社利益を考えたときにボトルネック
をとらえ直すようになりました。全
係性のなかで、自分の事業部の役割
門や新規事業、本社機能などとの関
ると全社利益につながるのか、他部
の理解が深まり、部員がどう貢献す
では、このようなアクションラーニ
ルに説明しながら、自分の言葉で伝
果だと感じています ﹂
︵ 碇山さん ︶
えられるようになったのも大きな成
ングをカリキュラムに取り入れるこ
プロ グ ラ ム 導 入 の 最 大 の ね ら い
村さん ︶
とはできなかったと思います ﹂
︵中
1
や経営戦略など経営層が発する言葉
身の行動を振り返り、行動変容をう
日の濃密な研修カリキュラムで
1
学びを得ても、次回は カ月後。時
﹁
うに思います。受講後は、人事戦略
1
ながしていく。
いかりやま
回の研修と研修の間は、日々の業
JMAC 専門講師による
事前課題を活用したグループ討議
ワークショップも行っている。最終
を定め、行動変容につなげる。月に
者自身がリーダーシップを発揮し、
1
盛り込み、自主企画による自発的な
1
1
J
M
A
C
1
3
次回の研修に向けた
事前課題(個人検討)
JMAC シニア・コンサルタント・栗栖智宏が
コーディネーターとして一貫したサポートと講師を務める
前回の研修に基づく
AM
前回からの実践振り返り(YWT※)
アクションラーニング
各回テーマに関するオカムラの
社内実践レクチャー
方針や取り組みを学ぶ
各研修間の取り組み
JMAC 専門講師による
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Vol.79
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