ビジネスインサイツ80号

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ドも語った。こうした工夫で、参加
まった ﹄
﹃ 行動指針に愛着が持てた ﹄
と相対することで﹃すごく理解が深
ら
善を重ね、浸透度を定点観測しなが
年度以降も続けていく
した社員が新たな行動指針を自分ご
被評価者間で認識の齟齬が起こらな
一方で、新行動指針を評価項目と
して運用するにあたり、
﹁ 評価者と
えを感じています ﹂と語る。
といった生の声を聞け、大きな手応
て深く理解し、実際の行動に移すこ
この新たな行動指針を自分ごととし
と考えています。社員一人ひとりが
﹁ 浸透・定着にはあと数年はかかる
を強調する。
計画だ。竹内さんは、継続の大切さ
ととしてとらえられるようにした。
向き、理解・浸透を図る取り組みが
いか不安 ﹂などの声も一部で挙がっ
そして 月からは、日本全国の各
部室および海外拠点に同チームが出
種類
スタート。ここでは、大きく分けて
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双方向性を意識したつくりとした。
識したエピソードを紹介するなど、
に、部室のメンバーが行動指針を意
行間の部分を補足説明するととも
は、全社説明会の内容をかみ砕き、
ズして展開している。説明会形式で
を、部室と相談しながらカスタマイ
野さん ︶
す必要があると実感しています﹂︵立
上に丁寧なコミュニケーションを促
わせが何よりも重要です。今まで以
には上司・部下間での認識のすり合
ツールは整備していますが、最終的
﹁ 等級定義書やガイドブックなどの
ているという。
表面的な変化ではなく、本質的な
変革に真摯に臨んでいるからこそ、
いただきたいと思っています ﹂
き専門的かつ先進的なアドバイスを
共に歩んだ
です。
当社のあり方を的確に理解し、
く ﹄を体現できたと実感できるはず
とができたとき、企業理念﹃ 真に働
説明会形式と座談会形式の
一方の座談会形式は、部室メンバー
た。
とを目指す。さらに、アンケートな
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に は、 引 き 続
る。これにより、社員一人ひとりが
を少人数グループに分け、新行動指
ている具体的な行動へと落とし込ん
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どで得たフィードバックをもとに改
時間を要する。出光興産の変革の旅
路は、この先も続く。
経営統合時に制定した行動指針を再定義したことは、会社
にとって大きな変化だったと思います。その源にあったの
は事業構造改革の推進。事業戦略と人財戦略を連動させな
がらも、日頃から社員の行動を会社側がよく観察して決断
されたことに、
「常に考え決断する」を見ました。また行
動指針の言葉一つひとつとっても、こだわりを持って議論
を何度も重ね、社内コミュニケーションも丁寧に行われた
ことに、
「徹底的当事者意識」を見ました。今回の活動自
体がまさに「企業理念の体現」だったととらえています。
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﹁とくに座談会は、自分で考えて発
月末までに同チームでは、全
部室中 部室を訪問。訪問済みの
シニア・コンサルタント
表し、それに対する意見を周囲から
もらうことで、より行動指針に対す
部室を対象に実施したアンケートで
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村上 剛(むらかみ つよし)
で理解できる設計となった。
〝 自分ごと化 〟を促す
理解浸透策の展開
られる面が強いように思います。手
施。司会は立野さんが務め、登壇者
みだと感じています ﹂
︵ 長谷場さん ︶
る理解が深まり、自分ごとにとらえ
ここから同チームは、もうひとつ
の大きなミッションに取り掛かる。
間はかかりますがとてもいい取り組
年 月に、
新たな行動指針を社内に浸透させる
との掛け合いを取り入れるなど、フ
は、理解度・共感度とも﹁かなりで
ことだ。まずは
ランクな雰囲気づくりを心がけた。
きた ﹂
﹁おおむねできた ﹂という肯
行動指針に関する全社説明会を実
策定プロセスで悩んだ点も率直に共
定的な回答がおよそ 割を占めた。
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針に関する意見を出し合う場とし
つの行動指針を、自身に求められ
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年 度 内 に、
同チームは
全 部室で理解浸透策を展開するこ
東北支店で実施された座談会。7 つの行動指針について、
各自が意見を出し合った
長谷場さんは﹁ 実際に現場の方々
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有し、副社長自らがこれまでに﹁ 徹
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※社名、役職名などは取材時
(2025 年 8 月)のものです。
Business Insights Vol.80
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底的当事者意識 ﹂を感じたエピソー
同プロジェクトに参画した人事部企画課
専任部員
(人事制度企画担当)
・立野宏美さん
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