ビジネスインサイツ80号

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年に成文化した企業理
念﹁ 真に働く ﹂は、全社員が一丸と
りが﹁ 真に働く ﹂を体現することこ
なって事業構造改革を推進するため
出光興産の主要ビジネスモデ
ル は 今、 変 革 期 の た だ 中 に あ る。
そ が、事 業 構 造 改 革 の キ ー ド ラ イ
して臨んだのが﹁ 新行動指針 ﹂の策
バーになるととらえる。その一環と
の拠りどころであり、社員一人ひと
年カーボンニュートラル・
年ビジョン﹁ 責任ある変革
循 環 型 社 会 の 実 現 に 向 け、同 社 は
2021年に成文化された企業理念とステートメント
的資本投資の両輪で事業ポートフォ
者 ﹂を掲げ、事業構造改革投資と人
上席執行役員人事管掌の池田和馬
さんは、背景にあった当時の課題を
定だ。
振り返る。
国・地域社会、そこに暮らす人々を想い、考えぬき、働きぬいているか。
日々自らを顧みて更なる成長を目指す。
かかる人が集い、一丸となって不可能を可能にする。
私たちは、高き理想と志を掲げ、挑み続ける。
副社長を含む 名弱の人事関係メン
バーからなる特別チームを立ち上
げ、新行動指針の策定にあたった。
〝 壁打ち 〟
の積み重ねで
設計全体の深みが増した
同チームでまず取り組んだのが、
企業理念の読み解きだ。プロジェク
トの運営役を務めた人事部企画課の
長谷場友さんは、こう明かす。
﹁ 何よりものミッションは、企業理
念を体現できる行動指針をつくるこ
で当社らしさが感じられないという
表現されている一方、用語が汎用的
は、大事にしたい価値観が網羅的に
を 新 設 し ま し た。当 時 の 行 動 指 針
石油との経営統合を機に、行動指針
は、 こ の 取 り 組 み の 伴
走役を務めた。プロジェクトの立ち
としました ﹂
︵ 池田さん ︶
意識できるようになることをねらい
常業務の中でより企業理念の体現を
部下間での共通理解につながり、日
評価項目と一体化することで、
上司・
会の理事、
社外取締役や経営層など、
の声を収集する役割を担う出光社員
読み解き、言語化したんです ﹂
とは何かについて集中討議を重ね、
り上げ、
﹃ 社員に求めている人財像 ﹄
するステートメントの一文一文を取
と。そこでまず﹃ 真に働く ﹄に付帯
声が、社員から多く寄せられていま
上げ当初から携わる人事部企画課の
年、 昭 和 シ ェ ル
した。その要因は、企業理念の成文
竹内雅巳さんは、こう話す。
﹁ 当社は
化に先行して行動指針を策定したた
企業理念に直結する新たな行動指針
は当社の実情や人事施策をよく理解
もらいました。そのため、
の人財戦略を包括的にサポートして
さんは、こう評価する。
に参画した人事部企画課の立野宏美
料作成などを担った。プロジェクト
を行いながら推敲を重ねた。
さまざまな階層と複数回の意見交換
そうして言語化した人財像を携
え、各部室の人事担当役職者、社員
め、企 業 理 念 と の 結 び つ き が 薄 く
年から当社
を策定することにしたのです ﹂
してくれていました。また、人事コ
﹁
には
さらに、この新たな行動指針は人
事評価の項目とも一体化している。
門的・先進的な知見をベースにした
ンサルティングの経験も豊富で、専
は、 素 案 の 提
その中で
示、討議のファシリテーション、資
社員の間での認知度・共感度は高ま
﹁ 当社の企業理念﹃ 真に働く ﹄は、
は、私たちとの壁打ちに
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にどのように落とし込めばよいかわ
りを見せているものの、実際の行動
こうして出光興産では
年 月、当時の丹生谷晋代表取締役
期待しました ﹂
アドバイスやファシリテーションに
どう考えるべきかを
とくに力となりました。各所から出
と何
たさまざまな意見を持ち帰っては、
からないという声が多くありまし
とことん付き合ってくれて、それが
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リオ転換を推し進めている。
真に働く
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なっていたことにあります。
そこで、
上席執行役員 人事管掌兼人事部長・池田和馬さん
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企業理念に直結する
新たな行動指針の策定
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た。企業理念に直結する行動指針を
Business Insights Vol.80
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