|
以下の様な場合は、MFCA（マテリアルフローコスト会計）の適用が効果的と思われます。
| 製造プロセスのタイプ |
加工型：機械加工や樹脂成型加工など、切粉や端材などの廃棄物が発生しやすい加工型の製造プロセス
|
| 素材型：収率やヒートバランスが悪い素材製造プロセス。また鉱石など、原料の含有率を変更する際のコストシミュレーションにも有効。 |
| 廃棄物の発生する工程 |
製造の各工程：投入材料、仕掛品の端材、不良品が、各工程で発生し、廃棄物になる |
| 製造工程の後半：端材や不良品などによる廃棄物が発生する場合は、MFCAは特に効果的 |
| 製造後：製品の使用期限が短い場合は、製品の不良在庫が発生し、廃棄処分される。 |
| 切替時：製品の切替時に洗浄用や調整用に材料を使用する場合。特に多品種化が進むと、ロスが大きい |
| 工程の複雑さ |
複雑な工程：複数工程で加工される場合（特に、複数部門で工程分業している場合は、ロスの金額的責任が見え、効果的） |
| 廃棄物のリサイクル |
リサイクル処分：廃棄物をリサイクルとして買い取りしてもらう場合、買い取り価格は購入価格より安い。また加工費はすべてロスになり、そのロスが見えて効果的
|
| 工程内リサイクル：材料費のロスはないが、加工費のロスが見えて効果的 |
| 管理水準 |
廃棄物データ不明確：端材、切り替え時のロス材料、不良によるロス材料、生成物の収率など、廃棄物の物量に関するデータが、工程別に把握されていない場合
|
原材料、仕掛品、製品の
廃棄物 |
製造中止後に、原材料、仕掛品、製品が廃棄される（特に、製品のライフサイクルが短い、あるいはモデルチェンジが頻繁な場合など）
|
|
