2017年9月 207号 「褒めること」

2017年9月

夏が足早に走り去り、もう虫の季節となってしまいました。最近の日本は四季
というより二季になったような感じがします。皆様いかがお過ごしでしょうか。

「褒めること」

今日は「褒めること」について書いてみたいと思います。

今年も多くの若人が社会人としてスタートしました。今頃は実戦配備された時期で
頑張っていることと思います。そしてマネージャーの方々も現代の新人を預かって、
彼らの育成に悩んでおられるかも知れません。

年長のマネージャーの間では、よくこんな会話が交わされているのでないでしょうか。
「俺達の若い頃は先輩に叱られるばかりで。でも、それを原動力にして頑張ったがなぁ」
「今は叱るとパワハラと言われるし、褒め方知らないし、、、」褒めることが苦手な
マネージャーは案外多いのではないでしょうか。

さて、褒めることの大切さ。褒めることの目的は何でしょうか。これは部下に自己肯定感
を持たせることだと思います。新人にとって会社の仕事は全くの未知の領域であり、
わからないことだらけでしょう。そこで否定的な言葉だけ、たとえば「何だ、こんなことも
分からないのか?」がいつも続いていたならば、若者がどうなっていくのかは容易に想像
できるでしょう。

褒められることは、相手がとても受け入れやすいことなのです。出来たことを褒めた上で
足らざるところを指摘していく。上司は、こんな余裕を持つことが大切です。その為には
新人の技量を見極め、彼(彼女)に合った目標を設定し、それを達成したときには本人の
喜びであり、マネージャーにとっても喜びです。その時に自然と褒めることができるのでは
ないでしょうか。

褒められた経験のある人は、人を褒めます。このことが人間関係をプラスの方向に持って
いくと確信しています。根拠なく褒めるのでなく、適切な目標を達成したことを褒め、
更なる高みを望ませる。これが本当の意味の「褒める」ということだと思います。

今日から、部下のいいところをしっかりと見つめて言っていただきたいと思っています。

(文責:コンサルタント 山本文忠)