2014年2月 166号 「1年間で知人がどれくらい増えましたか?」

2014年2月

まだまだ寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近街を歩いていると、就職活動中と思われる学生を見かけることが増えてきました。
私も数年前は同じ立場で就職活動に悪戦苦闘していましたが、その当時と比べて
少し光景が変わってきたように思います。
カフェや電車の中でよく見る姿なのですが、スマホを片手に持ちながら、手帳と睨めっこしたり、
関連書籍を眺めたりしています。
私が就職活動をしていた頃は、まだスマホが世に出ていない頃で、隙間時間があると
手持無沙汰になり、就職活動のことや将来の仕事のこと等を、何気なく考えている場面が
多々あったように記憶しています。

スマホの登場で便利な世の中になりましたが、その一方で、物思いに耽ったり、何気なく
考えたりする時間が以前より減ってきているのではないでしょうか。
勿論これは学生だけに限ったことではなく、多くの人が直面していることであり、私自身も
隙間時間が少しでもあると、無意識のうちにスマホを片手に持っているように思います。

常時インターネットに繋がっている便利な時代になったからこそ、敢えて考える時間を
意識的に持つといったことも必要なのかもしれません。

(関口 善洋)


1年間で知人がどれくらい増えましたか?

「最近の若い子は、自分で決めようとしない」「調査や資料のまとめは上手だが、その場で
の咄嗟の判断や応用が下手だ」といった声をよく耳にします。
"最近の若い子"に限った話ではないように思いますが、進め方が決まっていない新しい
課題が多い昨今、「思い切って決断する」「咄嗟に判断する」といったことがより難しくなった
のかもしれません。

脳科学者の茂木健一郎さんのお話の中で、「詰込み型の受験勉強はもちろん、自然科学の
領域の職業には欠かせない分析業務、論理構築といった思考をいくら重ねても、"決断する
力"は高まらない」といったことが紹介されていました。
決断するといった類を司る脳の部位は、上述の思考を司る部位とは全く異なるそうです。
では、どうやって思い切って決断したり、咄嗟に判断したりする脳が鍛えたらよいのでしょうか?

茂木先生のお勧めは、「知らない人と話す」ということだそうです。
初めて会った人と対話する際には、論理的な脳を回転させても理解が及ばず、感情や決断を
司る脳がフル回転する、というようなことでした。
みなさん、あるいはみなさんの部下たちは、日頃どれだけの人と対話をし、よく知らぬ相手を
理解しようとしているでしょうか?
一人でこもっている時間が大半で、いつもと同じ顔ぶれとしか会話することもない。
そんな職場を見かけることも少なくありません。
学会に出かけたら必ず懇親会に参加する、ショールームの説明員をかってでる、隣の研究所の
討論会に参加するなど、様々なチャンスや仕組みはあるものの、かけた時間に対する目先の
成果にとらわれ、「忙しい自分にとっては余分な行為」と思いがちです。
知らない人と対話する機会は、情報交換や知識の獲得にとどまらない「決断できる技術者の
脳を育む行為」と心得え、意図的に脳を鍛えてみてはいかがでしょうか?

(チーフ・コンサルタント 庄司 実穂)


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