KIメールマガジン『COMPASS』NO.139

2013年11月

2013年11月/NO.139

「トップのための職場活性化戦略ストーリー」

KIメールマガジン読者の皆さま

急に秋めいてきましたが、お元気でしょうか。
このところ、2020年TOKYOオリンピック開催、2027年リニア新幹線開通など未来への
流れを感じさせる新しいイベントが見えてきています。
このためか、私たちのお客様の間にも、これからに向けた新事業の創造や組織の活性化
への積極的なチャレンジが多く見受けられるようになりました。
今回は、会社全体としての職場や組織の活性化戦略ストーリーのお話をしたいと思います。

会社全体の活性化のためには、現場、マネジメント、そして全社の制度・体制にも効果的な
活動が必要とされています。
すなわち、現場が必要とされる仕事の進め方を身に付けていること、マネジメントが仕事の
進め方の仕組みを持っていること、そして会社には仕事を加速する人事制度や推進体制な
どがあり、全員がそのことを知っていることが基本になります。
最近、これらのことが多少疎かにされ、ややもすると個別に相談されることが多くなってい
るように思います。
現場では、ご存じのようにマニュアルに従って仕事を進められた時代は過ぎ去ろうとしてい
ます。
このことはオフィスの知的作業も例外ではありません。 
この流れはイギリスで起こった産業革命に端を発しています。
機械化やその後の情報化の革命により生産力はそれ以前の数万倍にも達し、今日では
数々の商品が我々の周りに溢れています。このため特徴の少ない平均的な商品では
すぐに人間の無意識領域に取り込まれ、市場から忘れ去られてしまいます。
世の中の流れとお客様の嗜好を知らなくては、商品はお客様の気持ちに突き刺ささりま
せん。
このため仕事を進めるには、創造性を発揮しつつ産業革命を支えた科学的思考を活用す
ることが不可欠になっています。

また、人間の仕事のプロセスの基本は狩りにあるといわれています。
ウサギやシカを追いかけていた狩りは、人類がつい最近まで永いこと親しんできた仕事の
プロセスです。
狩りの基本要素は、獲物とその肉と毛皮です。
これらを獲得するためにアドレナリンやドーパミンが、すなわちやる気が湧き上がります。
マネジメントに当てはめると、これは目標と成果と評価・報酬や表彰となります。
組織の活性化のため、マネジメント体制にはこれらとともに個人の成長感をも包含した
システムとなっていることが求められています。
更に、今日のように物事の変化のスピードが加速してめまぐるしいイノベーションの時代
では、シュンペーターのいう創造的破壊のプロセスを自ら進めていかないと、他社に
イノベーションの機会を与えることとなり自社のビジネスモデルが破壊されてしまいます。
イノベーションは幸運だけにたよらず、可能性のあるアイデアをビジネスにつなげていく
プロセスです。
スピーディかつ継続的にイノベーションを作り出すためには多くのアイデアと賢い選択が
必要とされます。
このマニュアル通りでない創造性が必要とされるプロセスを効果的に進める手法が
ワイガヤとYWT(*)です。

これらの手法の活用によりイノベーションのプロセスを通して、個人の気づきをチームや
集団での気づきと創造的な行動につなげていくことができます。
多くのアイデアを生み、そこから賢い選択をするために集団(チーム)の力が重視されてい
ます。
これからのチームは、アイデアを共有しつつビジネスの実現化に向けた意欲と能力を高め、
組織として他チームとの連携も可能なように洗練されていく必要があります。
このため多様性のあるメンバーでの構成とか、特別な推進部隊の設置などが試みられて
います。
一方、組織活性化の活動の中で、ともすると今までの雰囲気や空気に支配されてイノベー
ションが停滞してしまうことがあります。
そんな時、その場の空気を読むことよりも世の中の大きな空気の流れに気づき感じて前進
することがブレークスルーとなり、職場風土改革のチャンスともなります。
維新時の松下村塾を調べてみますと、吉田松陰と志士たちは、自らの置かれた状況と状
態をよく観察・分析し、自らの進む道を自らの議論を通して決めていました。
維新の推進にとって、このことが極めて重要かつ効果的であったのが分かります。
このように組織活性化戦略のストーリーでは、全階層に於ける仕事の効率化や創造性の
強化とともにイノベーション体制の構築がポイントになります。

今年の第5回KIエキスポ2013は、名古屋11月12日、神戸11月15日、東京11月21日で
開催の予定です。
このKIエキスポで職場と組織の雰囲気を革新していく組織活性化戦略のストーリーを
観る聴く感じるで皆さんと共有・共感したいと思います。
是非、ご参加ください。お待ちしております。

*ワイガヤとYWT:KI活動で使われる基本的な創造性強化手法

第5回 KIエキスポ2013 【名古屋】 

第5回 KIエキスポ2013 【神戸】  

第5回 KIエキスポ2013 【東京】  


(文責 井戸 幸彦)


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