KIメールマガジン『COMPASS』NO.138

2013年10月

2013年10月/NO.138

「"管理疲れ"に陥っていませんか」

KIメールマガジン読者の皆さま

いつもKIメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

最近は日も短くなり、朝晩はめっきり涼しくなってきました。
体調管理が大切な季節です。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

お客様先を訪問すると今後の増税に向けた検討など、環境変化への対応や施策が
話題に挙がることが増えてきました。

そのような中で、マネジャーやリーダーの悩みは、いかに目標(予算)を達成していくか、
ちょうど上期を終え、今度の進め方を気にされているのではないでしょうか。

一方で、成果を出すためにいかに部下や組織の管理を効果的におこない、仕組みとして
回していくかにも意識がいっているようにみえます。
もちろんそれは大事なことですが、結果的に組織が"管理疲れ"に陥って疲弊していない
でしょうか。
予実を把握、報告するための書類づくりに追われ肝心の行動ができないなどPDCAの
仕組みに飲み込まれていませんか。自ら意図を持って舵取りできているでしょうか。

先日、ある研修で営業部門の部長や課長の方からこんな声が出ました。
「方針と高い目標が上から下りてきて、現実には達成が難しい数値の伝達のみになっている」
「計画立案、実行、実績報告のサイクルが短く、振り返って作戦を考えている余裕がない」
「開発部門との意識ギャップがあるが、すり合わせきれていない」
「お客様のところへ訪問する余裕がない」

この状態は本来目指している姿ではないと思います。
このようなときこそ、一旦、立ちどまって何が重要なのか考えることが大事ではないでしょうか。

経験学習理論(D.A.Kolb)という考え方があります。
「具体的経験」、「省察」、「概念化」、「試行」の4段階からなる学習サイクルで、我々ビジネスの
場面でも当てはまる考え方です。
KI流に噛み砕いて言うと、Y(やったこと)W(わかったこと)T(次にやること)に通じます。
組織で見れば、以下のように捉えることができるでしょうか。

 1.これまでの取り組みを振り返る(やってきた事実を見る)
 2.現状と問題意識を共有する
 3.今後に向けた作戦会議をおこなう(やり口をみなで考え期日も入れる)


1~3 はいずれも気持ちに余裕がないと後回しされてしまう行動です。
また日常やっているつもりでも、実は一方通行だったり、伝えたつもり、わかったつもりになり
やすいものです。

10月から多くの企業で下期の活動が始まります。
下期に向けて部下やメンバーに発破をかけるのも大事ですが、動き出す前に、部門全体で、
マネジャー間で、プロジェクトで・・一度じっくり話し合ってみてください。

先にご紹介した営業部門でも、部課長間で問題認識の共有の場づくりをし、今後に向けて
検討を進めていきました。

振り返り・作戦会議の際には、ぜひKI流の書き出し法(※)をお奨めします。
シンプルでアナログな方法ですが、場が活性化すること請け合いです。

このような場合には、いつもと気分を変えて、社外の会議室を借りる、合宿形式でおこなう
などもお奨めです。

また、ふだんはなかなか意見交換しきれていない関係者(関連部門、経営層、お客様や
協力会社のキーパーソンなど)にも必要に応じて参加いただくと、検討の刺激材料を得ることや
関係強化も期待できます。

我々JMACも会場のご紹介、振り返り・作戦会議の場づくり、内容や進め方の設計、運営や
ファシリテーションなどピンポイントでもご相談にのっています。
もしよろしければご活用ください。

(※) KI流の書き出し法
 1. グループで集まり模造紙を広げる
 2. 各人に大きめの付箋紙とサインペンを配る
 3. テーマを決めて各自、自分の言葉で考えを書き出す
 4. 順に紹介しながら貼り出し共有化する
 5. 重点を決めて順に議論・対話を進める


(文責 堀 毅之)


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