KIメールマガジン『COMPASS』NO.122

2012年5月

2012年5月1日/NO.122


チームビルディングの第一歩~チーム内での相互受容


KIメールマガジン読者のみなさま

いつも本メールマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。
今月も、組織・人材開発に関する話題をお届けいたします。

新しい年度が始まり、はや一ヶ月が経過いたしました。
このメールマガジンをお読み下さっている皆様の職場におきましてもこのところの円高対応や新たな市場への挑戦など、経営課題の解決に向けた計画が検討され、組織内に展開されていることと思います。
新年度を迎えた職場におきましても、課題に対応した組織体制が編成され、それが実際に動き出しているといったところではないでしょうか。

今回は、チームが編成された直後に遭遇するいくつかの課題について、取り上げてみたいと思います。

まず想像していただきたいのですが、新たなチームが編成され、そこにあなたが所属しているとします。
すると、そこではどのようなことが起きているでしょうか?

まず、新しいチームに参加したメンバーの心の中には、自分がチームに受け入れられるのか?という不安が生じているのではないでしょうか。
人はその進化の過程において、組織に属して生活をする方法を獲得してきました。
これがマズローの言う所属欲求などになり、人が持つ基本的な欲求の一つであるとされ、人々の心の中に根付いています。
逆にいうと、組織に受け入れられ、自分のいる場所があるかどうかということは多くの人にとって、大きな懸念・不安材料だということができます。

皆さんの職場では、一人一人が十分に受け容れられ、阻害感を感じずに過ごせているのでしょうか?
組織のトップから発言を否定され、若手が発言を諦めていうような状況が生じていませんか?

組織開発の分野での研究者であるJ.R.ギブは、チームビルディングにおいて、解決されなければならない課題が存在すると主張しました。

その第一の課題とはacceptance(相互受容)に関する懸念解消です。
そしてこれが解消されて、次にdata-flow(意見表明)に関する懸念解消が続くとしました。

この相互に受容されるかどうかという懸念は、チームビルディングの初期段階において 非常に重要な課題であると考えられます。

私は日々、KIを使ったチーム活性化支援をさせていただいておりますが、この受容が不足している組織というものに、良く出くわします。
例えば・・

リーダーや他のメンバーから見て、聴き手の意に沿う内容ならば受け取るが、気になる内容があれば発言を受け止めずに途中で遮ったり反論する

発言内容でなく発言者を色眼鏡で見てしまい、その人の発言を軽視する など

これらの受容不足の症状、皆さんの職場ではいかがでしょうか?

ワイガヤが大事だとは良く言われるところではありますが、うちはワイガヤにならないと嘆く前に、その第一歩目としての相互受容を点検してみることから初めてみてはいかがでしょうか。

以上

(文責 柏木 茂吉)

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