KIメールマガジン『COMPASS』NO.111

2011年6月

2011年6月1日/NO.111


成長を促すYWTのポイント



KIメールマガジン読者のみなさま

少しずつ夏の気配が感じられるようになってきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
6月に入り職場によっては新入社員研修を終えた新人が配属される頃ではないでしょうか。
そこで今回のメルマガでは、人の成長を促していく「YWTの振り返りのポイント」についてご紹介いたします。

KIでは見える計画によるビジネス目標の達成ばかりでなく、日々の業務や工夫を振り返り、定期的に繰り返すことで人の成長をも促していきます。
KIではYWT(Y:やった事、W:分かった事、T:次にやる事)のフレームで行動を振り返ることで、メンバー自身が気付きを得て、その得られた気付きを次の行動へつなげることでメンバーの成長を促していきます。
メルマガ読者の皆様の職場の中には、YWTでの振り返りを既に実践されている所もあると思いますが、下記のようなYWTにはなっていないでしょうか?

Y:試作品のテストを行った
W:動作不良を起こした
T:改善する

上の例では、テストの結果を述べただけの業務報告となっています。
テストを実施したメンバー自身の気付きが無いため、本人の成長につながらないいYWTとなってしまって
います。

では、単なる業務報告にならず成長が促されるYWTにするためにはどうすれば良いのでしょうか。
次にYWT作成のポイントをご紹介いたします。

【Yのポイント】
・やった事の意図を加え、工夫を記述する
・やった事に対する結果を押える
⇒やった事の意図(狙い・目的)や自分自身の工夫について振り返る事で気付きが生まれます

【Wのポイント】
・Yの結果ではなく、結果に対する気付きを記載する
⇒YWTで言う分かった事はテストや実験で得られた結果(判明した事実)ではなく、 なぜそのような結果が
得られたか、という気付きや考察を指します。
Wが結果になるとYWTが業務報告のようになってしまうため、振り返りを指導するマネージャの方は、敢えて結果をYに記載するように指導してはいかがでしょうか。
Wは初めから分かっていた事ではなく、「あぁ、そうだったのか...」という深みのある気付きだと質の高いTに
繋がります。

【Tのポイント】
・具体的かつ出来ることを記載する
⇒Tが具体的でない場合、どうするかのイメージが湧かないため実施しないまま放置されるケースが多い
です。
⇒また、出来ないことがTになっていると、次のYWTのサイクルへ繋がりません。

是非、上記のポイントを参考に、自己成長に繋がるYWTの振り返りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
また、マネージャや役職者の方はメンバーや配属された新人のYWTに対し、今回ご紹介した視点でフィードバックすることで、是非、メンバーや新人の成長を促して下さい。

以上

(文責 丹羽 哲夫)

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