KIメールマガジン『COMPASS』NO.107

2011年1月

2011年1月1日/NO.107


場のマネジメントの実感 (KIエキスポの準備を通して)



KIメールマガジン読者のみなさま

明けましておめでとうございます。
昨年も皆さまには大変お世話になりました。

特に12月7日のKIエキスポでは150名近い人が集まり、
皆さまのおかげで素晴らしいKIエキスポを開催することができました。
改めて感謝申し上げます。

今回のKIエキスポは、
『KIによる職場づくりと活性化が、経営成果に結びつく』ことを
「場のマネジメント」と「活きた職場改善(活性化)事例」を通して実践的に迫りました。

■KIエキスポの準備を「場のマネジメント」を参考に振り返る

主催側としてKIエキスポの準備を「場のマネジメント」を使って振り返ってみると
運営チームにアサインされてKIエキスポの準備を進める過程で
私自身もすばらしい「場」を体感していました。
その事例を紹介したいと思います。

(1)場への参加を確保する ~KIエキスポ開催準備初期~

KIエキスポの準備が始まった頃、
私は運営チームにアサインされましたが、
当時はまだ積極的に貢献したいという気持ちは弱かったと思います。
「否応なしの集合」がスタートのきっかけでした。
そして、まだ多くのことがFixされておらず、
曖昧な仮定の中で多くの想定をし懸念をあげて整理していきました。
その段階では解決できないことであっても、
モヤモヤをしっかりあげて整理しておいたことで、
不安は徐々に小さくなっていったのを思いだします。
「モヤモヤの箱づめ」をしていたのです。

(2)場を活性化し成長させる ~KIエキスポ開催準備中盤~

度重なる運営チームの打合せを繰り返すたびに
共通に認識する内容が広がり、すぐに議論の焦点を合わせることができるようになってきました。
メンバーと様々な「ばらし」を気軽にできるようになっていました。
考えが合わないことに対して愚痴をこぼしたこともありました。
「内心の吐露」をしていたのです。
徐々に横の連携も強まりチームへの参加意欲も強まってきました。
KIエキスポというイベントに対する自分の認識が、 他人事から自分事へと変化していったのを思い出します。

(3)触媒によって場の成長を加速する ~運営チームに対する貢献意欲が一気に強まった瞬間~

私自身が運営チームを信じ、自律的に貢献したいと思った瞬間は何だったのか。
今振り返ると次の場面であった気がします。

終電間近までチームの打合せをしていて
まだやるべきことが終わらない状況。
その中でリーダーが
「終電だしもう今日はやめよう、ここからは俺がやっておくよ」
24時近くになってチームの残課題を受け取ってくれたのです。
この頼もしい言葉を聞いた瞬間に、
こんな素晴らしいチームには自分も貢献しなくてはいけないと心を打たれ、
改めてチームを信頼したのでした。
(KIとしてはもっと事前に課題ばらしを実施しておくべきですが)

この瞬間、リーダーはチームを上から管理するのではなく、
チームの中の一推進者として先頭に立っていたのです。
「場の世話役」になっていました。
チームにおける縦のマネジメント(ヒエラレルキーのような上下関係)は影を潜め、
横の相互作用が強く働いていました。

その後、運営チームの打合せに対する貢献意欲が非常に強くなり、
KIエキスポ成功に向けて役割発揮をしていくぞという強い思いで準備に臨むようになりました。

満を持して迎えたKIエキスポ当日の朝、
会場に集まった時にはすでに
自分を含め皆、やってやるぞという気持ちで溢れていました。
これまで余りある程の検討はしてきた
当日に起きるであろう突発にも冷静に対応しKIエキスポを成功させたい
そんな気持ちになっていました。

(4)おわりに

準備初期には他人事だったKIエキスポは
いつの間にか自分事になり、
積極的に関与し貢献したいと思うようになっていました。 読者の皆さんに KIと「場のマネジメント」を紹介するKIエキスポでしたが、 その準備の過程で素晴らしい「場」に出会っていたのは私かもしれません。

今後は、「場のマネジメント」という理論を
実践技術であるKIはもちろん、身近なプロジェクトでも意識していきたいと思います。
そして今後のコンサルティングに活かし、
様々な体験を皆さまと共有させていただきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

------------------------参考情報--------------------------------------------
・参考図書:
 「場のマネジメント実践技術」 伊丹敬之・日本能率協会コンサルティング著  東洋経済新報社

・参考イベント:
 KIエキスポ(2010年12月7日)
 
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以上

(文責 大島智洋)



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