KIメールマガジン『COMPASS』NO.105

2010年11月

2010年11月1日/NO.105


ぐっと伸びるチームになるために



KIメールマガジン読者のみなさま

こんにちは。暑い夏が突然終わり、あっという間に冬が到来した感があります。
COMPASS読者の皆様は、いかがお過ごしでしょうか?

10月は多くの会社で節目の時期ということもあり、最近は、JMACが支援する 1年間のKIプロジェクトが、いくつも卒業を迎えています。
私も先日、支援させて頂いていたプロジェクトが卒業を迎えました。
各チームの卒業発表を見て、「KIは活動の後半に、チームがぐっとのびるなぁ」ということを改めて感じました。

KIの活動では、チーム内のマネジメント基盤が徐々に整ってきて、課題発掘から 解決のサイクルが回る活動後半のある段階になると、チームは加速度的にレベル アップしていきます。

このように活動後半に、ぐっと伸びるチームになるための、重要な活動上の取り 組みポイントとして、チーム・リーダーが「あきらめない」 「向き合う」 「決意する」 ことがあるのではないかと思います。

ある情報システム関連企業でのチームの事例をもとに説明させて頂きます。

活動当初、このチームは各々が黙々と長時間仕事をすることが当たり前でした。
チームミーティングをしても、誰も発言せず、メンバーはお互いに無関心を装って いたように見えました。
チームは状況を良くするための新たな取り組みを始めては立ち消えていきました。
次第にKI活動はチームにとって無意味な、やらされる活動となっていきました。

何をすればこの状況がわかるか、誰もわかりませんでした。
チームはもちろん、マネージャー、部門としてもどうすれば良いのかがわからない 状況が続きました。
それでも、チームは投げ出すことなく活動を続けました。

あるとき、リーダーが私達コンサルタントにチームや活動に対する悩みを打ち明け ました。「意見がでない」「まとまらない」「方向性が見いだせない」など今まで誰に も言えなかったことも含め色々です。
話していくうちにリーダーは、「自分が変わらないとダメだ」ということに気付きました。
そして「自分が主導してやる」と決意し、いくつかの対策を行う事をチームに対し宣言 しました。

それからチームは変わり始めました。リーダーは、それまで出たり出なかったりし ていたミーティングに毎回出席し、小さな問題にも自ら結論を出すようになりました。
また、可能なものはサブリーダーに任せていきました。
すると、各サブリーダーは、サブチームをまとめ、意思決定をするようになりました。
メンバーはチームの課題やリーダーへの要望などを本音で伝え始めました。
そして、リーダーはチームとのワイガヤとなった話し会いの中で、チームの中に長らく 横たわっていた、負荷の問題に対して手を付け、解決の道筋をつけました。

この変化は部門長以下、マネージャー達に感動を与えたようです。一年間のKI活動 の終わりに部門長が「このチームを是非表彰したい」とおっしゃっていたことが非常に 印象的でした。
この事例のように、困難な状況下においても、リーダーが粘り強くチームを信じ、 向き合い、そして自ら変わろうとする姿を見せることが、非常に重要なことだと思います。
そのことにより、チームメンバーの中に信頼と貢献心がうまれ、問題について全員が 本音・本気で議論するチームが形成されていくのではないかと思います。
状況が困難であればあるほど、乗り越えた先にある信頼の絆は強固となり、それは 後のブレイクスルーを作り出す強力な土台となるはずです。

立ちはだかる壁を乗り越え、チーム、個人がワンランクアップしたら、是非、成果を 確認してみて下さい。
自分達では当初考えられなかった大きな成果を成し遂げていたことに気づき、 またチームメンバーの成長に気付くと思います。
そして、そのことが、次へ向かう大きなモチベーションになるはずです。

以上

(文責 森 圭司)

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■ 第3回KI エキスポ 2010 のご案内 ■■

今年度のテーマはズバリ!

       「人・組織の能力を最大発揮する職場づくり」

JMACは第3回KI エキスポ2010を開催いたします。

毎年KI エキスポは、KIを活用して職場作りに取り組まれている各企業の事例を集め、 職場で働く社員の能率向上実践を紹介し、交流します。毎年数多くの職場に関する 悩みを持っている方々が集い、各社の事例を元に熱くワイガヤしております。

今年は、『KIによる職場づくりと活性化が、経営成果に結び付く』ことを「場の論理と マネジメント」と職場での実践者自らが語る「生きた職場改善(活性化)事例」を通して、 実践的に迫ります。

◆開催日時:2010年12月7日(火) 10時~17時40分(17時45分より交流会)

◆開催場所:東京ステーションコンファレンス(JR東京駅北口より1分)

◆定員:200名※定員になり次第締切とさせていただきます

◆参加費:21,000円(書籍・資料・昼食クーポン・交流会参加費用・消費税込み)

◆伊丹教授とJMACの共著「場のマネジメント実践技術」(12月上旬東洋経済新聞社出版予定)を差し上げます

**************************** プログラム概要 ********************************

【基調講演】「場のマネジメント実践技術」(仮称)~職場の壁を壊し、組織統合の壁を乗越える~
        東京理科大学大学院総合科学技術経営研究科長 教授 伊丹 敬之 氏

【基調対談】「KI活動で、経営の場づくり」
        TIS株式会社 代表取締役社長 藤宮 宏章 氏
        TIS株式会社 カード第2事業部 カードシステム第4部 部長 有村 大 氏
        東京理科大学大学院総合科学技術経営研究科長  教授  伊丹 敬之 氏
        東京理科大学大学院総合科学技術経営研究科   准教授 西野 和美 氏

【事例発表】 メーカー、システムインテグレーターなどの各種業界の技術開発、営業、経営企画などの
        様々な職場のKI活動事例を紹介いただき、「職場の活性化」「職場の生産性向上」やKI活動へ
        の取り組み方法などについて意見交換していただきます。

        (ご発表企業)現在交渉中の企業がございます。※順不同
         ・株式会社アドバンテスト
         ・株式会社NTTデータ
         ・TIS株式会社  など



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