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省エネルギーアプローチ(Energy Saving Approach)

 省エネルギーという用語は、エネルギー使用量を削減するという意味で一般的に使われている。省エネルギーアプローチは、省エネルギーを推進する方策である。
 そのアプローチは、現在日本では次の3つが主体である。

①活動展開型アプローチ(全員参加の省エネ活動)
 空調温度設定(クールビズ、ウォームビズ)、不要照明・PC電力オフ、照明間引き、昼休み消灯、ノー残業デーなど全員参加の躾的な活動。

②ユーティリティ設備の運用管理アプローチ
 ボイラーの空気比改善、冷温水の出入口温度設定の見直し、ポンプ・ファンのインバーターによる流量制御、空調機の送風量変更などユーティリティ設備の保全や改善に専門知識が必要な活動。

③省エネ設備の導入アプローチ
照明LED化、高効率ボイラーの導入、省エネ型ヒートポンプ化、窓の断熱フィルムの採用など省エネ設備投資を伴う活動。

 しかし、多くの企業では、①はすでに限界に来ており、②は企業内に専門家が不在で進まない、③は投資がかかる、などの問題点を抱えている。

 そこで第4のアプローチが必要になる。たとえば製造業向けの第4のアプローチは「生産工程を基軸としたアプローチ」である。工程の初期状態を目的状態にするために必要なものがエネルギーを必要なときに必要なだけユーティリティ設備から供給することである。そもそも必要エネルギーや実際に工程に供給されているエネルギーさえ不明確である場合も多い。これを見える化し、必要エネルギー以上のエネルギー供給はすべてロスという考え方である。
 このアプローチにより見えていなかった大きなロスが改善されるだけでなく、生産工程の生産性向上にも寄与する活動になる。多くの製造業ではまだまだ余地は残っている。なおこの第4のアプローチは、前述の3つのアプローチと共に進めるべきものである。

(文責:山田 朗 チーフ・コンサルタント)

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