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コンサルティング・サービス

省エネ・省資源に向けたMFCA導入コンサルティング

  • 生産・ものづくり
  • SX/サステナブル経営推進

特徴

 カーボンニュートラル・脱炭素など環境への関心が強まる中、企業における環境への取り組みが益々重要になってきております。一方で、環境保全活動を進めるにあたり、「事業に関連した活動に出来ないものか…」、「環境保全活動はコストアップに繋がる」、「マネジメント層から経営成果も同時実現を求められている」というお声をよく耳にします。

 これらのお困りごとには、日本発のISO規格(ISO14051)であり、資源生産性向上とコストダウンを両立した環境管理会計であるマテリアルフローコスト会計(MFCA、Material Flow Cost Accounting)の導入コンサルティングにて解決が可能です。

 MFCAは、製造プロセスにおけるマテリアル(原材料、副資材など)やエネルギーのロスに着目して、そのロスに投入した材料費、加工費、設備償却費などを総合的にコスト評価する原価計算・原価分析手法ですので、環境負荷低減やコストダウン効果、省エネ・省資源に加えて、これまで隠れていたロスの発見や見逃していた困難な課題への挑戦にもなるため、組織の改善能力や技術力、管理力の強化につながります。

 JMACのMFCAは、上記の一般的なMFCAに加えエネルギーの詳細分析を組み込み、脱炭素・カーボンニュートラルの実現に向けての実践的なエネルギー消費構造改革を支援するツールになっていることが特徴です。

マテリアル・エネルギーのロスを物量とコストで”見える化”&改善


従来の原価計算との違い


生産工程を基軸としたエネルギー消費動向改革

コンサルティング内容

MFCA(マテリアル)導入

マテリアルロス定義

  • 正の製品/負の製品定義
  • 工程別投入原材料整理

マテリアルロス可視化

  • 工程別原材料別投入量の把握
  • 投入総量と回収総量の差異把握

マテリアルロス内訳把握

  • マテリアルロスのコスト換算
  • コスト全体像把握

マテリアルロス改善検討

  • 改善案立案
  • 費用対効果計算
  • 実現可能性検証
  • 改善推進計画策定

MFCA(エネルギー)導入

エネルギー消費構造の可視化

  • エネルギー消費動向の把握
  • エネルギーフロー図/ベースライン作成

エネルギーロス可視化 

  • モデル工程のあるべきエネルギー消費量明確化
  • 電力計測
  • 熱計測

エネルギーロス内訳把握

  • エネルギー別ロスの明確化
  • エネルギー削減方向性検討

エネルギーロス改善検討

  • 改善案立案
  • 費用対効果計算
  • 実現可能性検証
  • 改善推進計画策定

検討項目例

MFCA(マテリアル)導入

1. マテリアルロス

 定義

● モデル製品の最終的に製品になる「正の製品」と各工程で製品にならなかった

 「負の製品」を定義する
● モデル製品の工程別に投入した全てのマテリアルを整理する

2. マテリアルロス
 可視化
● 全てのマテリアルの投入量を把握する
● 投入マテリアル総量と回収マテリアル総量の差異を把握して原因追究をする
3. マテリアルロス
 内訳把握
● 物量ベースのロスに材料単価をかけて、ロスのコスト換算を行う
● 改善方向性検討のため、マテリアルロスのコスト全体像を把握する
4. マテリアルロス
 改善検討
● 費用対効果や実現可能性を加味した改善案を立案し、推進計画策定する 

MFCA(エネルギー)導入

1. エネルギー
 消費構造の可視化
● 生産量及びエネルギーデータの相関分析、工場全体のエネルギー消費動向を把握する
● モデル工程・建屋を選定して、エネルギーフロー図を作成する
● エネルギーベースラインを作成する
2. エネルギーロス
 可視化
● モデル工程の目的/理論エネルギーを明確にする
● 計測器を用いた測定計画策定し、設備別電力量並びに熱量の測定・計算を行う
● モデル工程の詳細実績電力と理論エネルギーの差をロスとして明確化する
3. エネルギーロス
 内訳把握
● 計測結果を基に考察を行い、エネルギー別ロスを明確にする
● ロス区分ごとのロス量を定量化し、改善対象ロスと容認ロスに区分する
4. エネルギーロス
 改善検討
● 改善対象ロスの削減施策を多方面より検討する
● 費用対効果や実現可能性を加味した改善案を立案し、推進計画策定する

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