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鉄則34 故障に学び再発を防ぐ

2018年4月16日

 故障停止したら、直ちに復帰させるのは重要です。ただし真因を追求せず、応急対策が恒久対策になってしまうと、再発故障を繰り返すことになります。

故障の事象は本音が聞ける、活きた教材

 故障は、設備(部品)の持つ強度が失われたとき、また、強度以上のストレスがかかったときに発生します。とりわけ、発生した故障が基本条件の整備を怠ったために招いた強制劣化による場合などは、現場を預かる私たちにとって恥ずべきことです。
 設備総合効率はモノをつくる現場の指標として重要ですが、それを阻害する要素として"故障停止"" 速度低下"ロスの占める割合は大きいといえます。そこでできるだけ短時間で復帰させますが、ここに落とし穴があります。過去の知見や経験での決め付け対策やたんに交換で済ませるケースが多く、復旧してしまえば真の原因を探らずそれが恒久対策になってしまうのです。そうなると故障は再発してしまいます。

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故障の事実から真の原因を突き止めよう

 せっかく設備のほうから故障という形で情報を提供してくれているのに、故障に至った経緯(プロセス)や本質が見抜けないと、現象の表面だけを見てしまい、「なぜ」の疑問が生まれません。そこで故障(現物・現象)を見てそこから学ぶことが重要になってきます。最初にやることは次の3つです。

①どこでどのようなことが起こったのか、目や図面上で追えるところをくまなく調査する
②行き着いたところで「なぜ」それが発生したか、なぜなぜ分析を実践し、再発防止策が出てくるまで続ける
③対策を実行し、標準化を行う


 こうして、正しい解析をして真因を見抜き、対策を見極めてキッチリと歯止めをかけます。これを基本条件と定期点検で維持するのです(下図)。

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※本コラムは『現場が主役のTPM』(JMAC刊)の第2章、第3章の内容を転載したものです。