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鉄則23 「目で見る管理」で異常兆候を察知

2018年1月29日

 目で見る管理とは、『管理する対象物が自ら異常と判断し、異常自身がその発生を働きかけ、異常への処置行動を的確に人間に行わせる仕組み』です。

「目で見る管理」とは

 生産現場では「異常の早期発見」が重要であることはいうまでもありません。しかし、いつも「異常はないか? どこが異常だ?」と意識を集中しておくことは、まず不可能です。一方で、現場には管理しなければならないものが、たくさんあります。このままでは、異常を見逃してしまうかもしれません。
 そのための解決法が「目で見る管理」です。ある設備に異常が発生したとします。このとき、人間が神経を集中させてやっとその異常に気が付く、設備が「ここが異常ですよ!」と教えてくれる、のどちらがラクでしょうか? もちろん、後者です。このような人間とってラクな仕組みが「目で見る管理」なのです。
 ラクをする分、トラブルが発生する前に異常を的確に処置したり、再発防止に専念することができます。これを「予防的管理」といい、「目で見る管理」があってこそ実現できる管理方法です。

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「目で見る管理」の実践ポイント

 まず、管理する対象となるものを「①あいまいさがない正常な状態に整備」します。最初から設備が汚れていたり、整備不良があっては、異常は見えません。
 次に「②異常が見える、わかる、そして働きかける仕組み」をつくります。たとえば、カバー類を透明にすることで分解しなくても点検できるようにしたり、見えにくい点検個所を移設したり、視覚に訴える〝からくり〟を設置したりします。
 もっとも重要なのが「③異常への処置が確実に行える能力を身に付ける」ことで、これは人間にしかできません。「目で見る管理」の本領を発揮させるのは、私たち自身の「能力」なのです。

col_tpm_23_02.png※本コラムは『現場が主役のTPM』(JMAC刊)の第2章、第3章の内容を転載したものです。