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鉄則20 「見えない不具合」にもエフをつけよう

2018年1月 8日

 エフ付けにおいて目に映る不具合のみのエフ付けでは故障、品質不良はなくなりません。見えない不具合にもエフをつけましょう。

見えている不具合にしかエフを付けていない?

 TPM活動は、事前準備での設備と周辺の安全確認に始まり、第1ステップの初期清掃からエフ付け・エフ取りが本格的に始まります。
 エフ取りが進むにつれ、不具合が減っていきます。この調子でいけば、設備のあるべき姿に近付くハズ―と早合点してはいけません。「見えない不具合」が存在していることを意識していますか? 実は、隠れて見えない不具合こそ、本質的な「悪さ」の元なのです。

見えない不具合とは

 エフ取りしても、故障が減らないのは、見えている不具合だけを対象にしているからです。たとえば、Vベルトが摩耗しているので交換したとします。しかし、寿命でもないのに摩耗したとしたら、必ずその原因となる個所があるはずです。これが見えない不具合で、「潜在欠陥」ともいいます。

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見えない不具合にエフを付けるには

 漏れ、汚れ、摩耗、ガタ、ゆるみには、発生源があります。気が付かない、発見が困難な個所にある場合もあります。コツとして、次の3つがあります。
①見えている不具合にエフをつける
②その不具合はどこから発生しているのかを探る
③なぜそれが起こったのかを突き止める
 たとえば、「チェーンのゆるみ」に対しては、左図のような分析を駆使して、隠れている不具合をあぶり出してください。見えている不具合の「モグラたたき」では、故障や不良が再発してしまいます。
 見えない不具合へのエフ付けは、真の原因を突き止めることにつながります。すなわち、故障ゼロ、不良ゼロを実現するために不可欠な活動なのです。

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※本コラムは『現場が主役のTPM』(JMAC刊)の第2章、第3章の内容を転載したものです。