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TPM

マンガで学ぶTPM基礎講座

TPMは、モノづくり企業の基盤(=現場力)を強化する日本発のマネジメント手法です。
現在では世界中40ヵ国以上の工場で展開され、それぞれの企業に大きな成果をもたらしています。
TPM活動の主役はものづくりに携わるすべての人ですが、『マンガで学ぶTPM基礎講座』(全12話)では、
製造現場で働くオペレーターが中心となって取り組む「自主保全」をメインに、TPMの基礎知識を紹介していきます。

本記事は、「TPMエイジ」2008年4月~2009年3月連載の『マンガで学ぶTPM・基礎講座』を再構成したものです。

登場人物

チン防

チン坊
主人公。とある地方都市の工場で働きはじめた新人オペレーター。
スミナ先輩と一緒に、職場をTPMで改善しようと奮闘中。

スミス先輩

スミス先輩
チン坊が配属された職場の先輩で、サークルリーダーも担当している。
見た目は少し怖いが、結構いい人。

【第1話】「もうイヤッ!」のその前にTPM?

【第1話】「もうイヤッ!」のその前にTPM?

多くの工場で見かけたり、耳にしたりする3文字のアルファベット「TPM」。
何の略語だろうかと不思議に思った人も多いと思います。 TPMは、「災害ゼロ」「不良ゼロ」「故障ゼロ」の3つのゼロを、全員参加で実現して生産効率を上げる活動です。TPMの基礎の基礎に立ち戻って、その概要をあらためて紹介します。

【第2話】重複小集団活動、二股がけと呼ばないで

【第2話】重複小集団活動、二股がけと呼ばないで

TPMはトップから第一線従業員まで、全員参加で行なう活動です。
言い換えれば、全員が参加しやすい組織・環境がなければ成立しません。
では、どのような組織形態がふさわしいでしょうか。それが重複小集団と呼ばれる組織です。
重複小集団では、各階層が互いに重なり合って活動することで、トップが掲げる目標や課題を明確に伝達でき、また現場の意見をトップ方針に反映させることができます。
TPMを推進するためには、なくてはならない組織のあり方です。

【第3話】「設備に強いオペレーター」のようなものは?

【第3話】「設備に強いオペレーター」のようなものは?

いざTPMをはじめようとしても、具体的に何をすればいいのでしょうか。
TPMは「TPM展開の8本柱」と呼ばれる8つの活動から成り立っていますが、そのうちオペレーターが中心になって行うのが「自主保全」です。
自主保全とは、オペレーター1人ひとりが「自分の設備は自分で守る」ことを目的に、設備の日常点検・給油・増締め・部品交換・修理・異常の早期発見・精度チェックなどを行っていくこと。言い換えれば、「設備に強いオペレーター」になることです。

【第4話】進化する!?三種の神器

【第4話】進化する!?三種の神器

自主保全をはじめても、サークルが活性化しなくては、うまくいくハズがありません。
まず、「やる気」「やる腕」「やる場」の3つの条件を整えることが大切です。
そのための支援ツールが、自主保全の三種の神器、すなわち「活動板」「ワンポイントレッスン」「ミーティング」です。
これらをキッチリ活用することで、活動状況や、やるべきことの“見える化”がされ、 コミュニケーションも円滑になり、技量も上がるなど、イキイキとした活動が行えるようになります。

【第5話】これがオンナの5S道

【第5話】これがオンナの5S道

5Sとは、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」のことです。
例えば、整理は「必要なモノと不要なモノを分け、不要なモノは捨てる」、整頓は「必要なモノがすぐ取り出せるように置き場所、置き方を決め、表示を確実に行う」、清掃は「きれいな状態にして細部まで点検する」ことです。
5Sは、安全・品質・設備の管理など、すべてに関わる仕事の基本です。

【第6話】インディ気分で初期清掃

【第6話】インディ気分で初期清掃

「清掃することと、モノを作ることと何か関係があるの?」清掃と聞いて、そんな不満を口にしたくなる人もいるかもしれません。
しかし、工場での清掃は、単にキレイにすることだけを目的に行うのではありません。清掃を通して設備に触れることで、設備のあちこちに隠れている不具合を見つけ出すことも大切な目的です。
つまり工場での清掃は、設備を扱ううえで非常に重要な点検作業なのです。
これをTPMでは初期清掃(清掃点検)と言います。

【第7話】エフは荷札じゃありません

【第7話】エフは荷札じゃありません

設備の不具合を発見したら、どうしたらいいでしょうか。
まず、それがどんな時に、どこで起きていて、どのような不具合なのかを、他のメンバーにもひと目でわかるようにするべきです。
また、自分たちで復元するものか、専門の保全員に修理を依頼するものか、区別をつける必要もあります。そこで役立つツールがエフです。
エフを付けて不具合個所や内容を把握し、適切な処置をしてエフを取ります。 「エフ付け・エフ取り」はTPMに欠かせない活動です。

【第8話】フクゲンとカイゼンと...

【第8話】フクゲンとカイゼンと...

設備トラブルが起こると部品の形状や材質などの改善を考えがちですが、新設設備は給油も十分で、ゴミや汚れもありません。
ベルトも摩耗しておらず、設備はその機能を発揮して運転されています。つまり、故障やトラブルは部品の形状や材質の問題ではなく、給油不足、部品の摩耗・腐食による劣化の結果といえるのです。
改善ではなく、まずは元の状態(あるべき姿)に戻すこと、すなわち復元が最高の設備効率を実現する早道である場合が多いのです。

【第9話】 K(暗い)Y(夜道は)T(とても危険)

【第9話】 K(暗い)Y(夜道は)T(とても危険)

TPMは「不良ゼロ」「故障ゼロ」そして「災害ゼロ」の3つのゼロを実現する活動です。
また、TPM展開の8本柱には、「安全・衛生・環境」という活動があります。
防災・安全に関する取組みは、TPMの大きなテーマです。工場で働く誰もが安全な生産現場を望んでいます。しかし、現場には思わぬ危険が潜んでいる場合があります。危険個所の把握や、安全に対する正しい知識、ルールの遵守などが重要となってくるのです。

【第10話】 三現主義 ~現場と現物で見えたツライ現実~

【第10話】 三現主義 ~現場と現物で見えたツライ現実~

モニタリングなどの技術が進み、現場に行って直接現物を観察しなくても、現象を把握することが可能になってきました。
そうした技術も便利で必要ですが、それに頼るだけではうまくいきません。 TPMでは「現場」「現物」「現実(現象)」という3つの“現”を重視します。
問題が発生したら、直ちに現場に行って現物を見て、現実(現象)を確認したうえで適切な処置をとる、という行動指針が大切で、この考え方を「三現主義」といいます。

【第11話】 基本条件の整備は格闘だぁーッ!

【第11話】 基本条件の整備は格闘だぁーッ!

毎日の生活に食事、入浴、睡眠は欠かせません。これらを怠ると体調の異変につながります。同様に、設備を正常な状態に保つ(設備の劣化を防ぐ)のに不可欠なことがあります。
「清掃・給油・増締め」で、あわせて設備維持の基本条件といいます。
これらをやりやすく守りやすく整備することで、人為的な劣化(強制劣化)を防ぐのです。設備はスイッチを入れたら、そのまま正常な状態で動き続けるものではありません。
人の健康と同じく日頃のケアが大切です。

【第12話】 夢にまで見たTPM Before & After

【第12話】 夢にまで見たTPM Before & After

『マンガで学ぶTPM基礎講座』では、自主保全を中心にTPMの基本を12話に分けて紹介しました。TPMの目的は「企業体質の改善」であり、言い換えれば“職場を変える”ことです。そのためには、設備計画、保全、生産管理、購買、事務・間接などを含めた、生産活動に関係するすべての部門・すべての人の参画が必要です。
“TPMをやって職場が変わった”と心から思えるようになるには、それぞれ自らが主役になって活動を実践し、全員で力を合わせて推進していく姿勢が大切です。