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サービス業務改善標準とは

サービス産業は、日本のGDPの約7割を占め、製造業と並んで今後の日本経済の成長のエンジンとなることが期待されています。

しかし、我が国のサービス産業の競争力は製造業と比べて低く、持続的な経済成長のためにはサービス産業のイノベーションは急務と考えられます。

また、サービス産業は全就業者数の約7割を占めており、国内の雇用対策としてもサービス産業の発展は必要不可欠といえます。

我が国のサービス産業の競争力が低いのは、全サービス産業の約98%を占めている中小企業のサービス事業者をはじめとして、未だに経験と勘に大きく依存した経営が行われていることが一因と考えられます。

そこで、日本のサービス産業の底上げのためには経験と勘だけに頼った経営ではなく、より効率化・標準化・正確化された経営プロセスを実践し、さらなる付加価値向上をめざす必要があります。

『サービス業務改善標準』とは、中小企業をはじめとしたサービス事業者のイノベーションを促進することを目的に開発された生産性向上の標準的な改善手法です。

生産性向上の考え方

生産性向上とは?

経営は、ヒト・モノ・カネを使って売上や顧客満足度の向上をめざし、達成し続けることが目標となります。

産出・投入図

生産性とは、ヒト・モノ・カネといった経営資源をどれだけ使っているか=「投入」に対するお客さまの数や顧客満足度がどれくらいか=「産出」の割合です。

つまり、生産性向上とは、「産出」につながらない「投入」を減らしたり(=効率化への取り組み)、産出を増やすことのできる(できそうな)活動に取り組む(=付加価値向上への取り組み)ことを意味します。

最終更新日:2011年3月31日